zames_makiのブログ

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パレスチナ

ヤコブ・ラブキン氏のインタビュー「ユダヤ教徒がシオニズムに反発する理由」

朝日新聞Globe面 2009年10月19日掲載 http://globe.asahi.com/meetsjapan/091019/01_01.html ユダヤ教徒がシオニズムに反発する理由(ヤコブ・ラブキン Yakov Rabkin モントリオール大教授(歴史学) 参考:氏の著書『トーラーの名においてーシオニズムに対…

イスラエルを批判するユダヤ・ロビー

以下は高橋和夫教授(放送大・中東研究)のブログに掲載された氏の記事のコピー。大変興味深い記事だが残念ながら掲載誌「季刊アラブ」は普通の図書館では閲覧できないため、便利のためコピーする。「イスラエルを批判するユダヤ・ロビー/Jストリート」高橋…

イスラエルの戦争犯罪とパレスチナの内紛

2009年10月8日朝日ニュースター「ニュースの深層」で重信メイ氏はこれを以下のように解説した 今ファタハのアッバス議長はパレスチナとアラブ全体から非難されている。アッバス議長がイスラエルの戦争犯罪を調査した国連人権委員会の報告書の国連での処理尾…

日本のメディアを批判するフランスの記者が聞かないこと

はてなブックマークで900近い数のブクマを集めている記事だがひどい記事だ。確かに日本のメディアはあまり誉められたものではないが、このフランス人が書いているようなレベルではないと思う。ニューズウィーク日本版 TOKYO EYE 「政権交代でも思考停止の日…

<オバマ大統領のカイロ演説の日本語訳(私訳)>

以下はオバマ大統領の2009年6月4日カイロでの演説からパレスチナ問題に関して述べた部分全体の日本語訳です。オバマ大統領の演説はホワイトハウスのHPで読める(http://www.whitehouse.gov/the_press_office/Remarks-by-the-President-at-Cairo-University-6…

高橋和夫教授のパレスチナ問題展望(イスラエルのイラン攻撃は時間の問題)

以下は上記雑誌の掲載記事、著者高橋和夫氏が自分のブログ「高橋和夫の国際政治ブログ」(http://ameblo.jp/t-kazuo/)で公開しているものを時間順に並べたもの。 <イラン攻撃はあるか?−イスラエル新政権と中東情勢(1〜13)> 雑誌「公研」(公益産業研究…

ホロコーストでローマ法王を批判するイスラエルの言葉はプロパガンダなのか?

2009年5月11日ローマ法王ベネディクト16世はヨルダン訪問に続いて、イスラエルを訪問しキリスト教施設よりも先にホロコースト記念館を訪問した。しかしこの機会にイスラエルからは法王を批判する言葉が国会議員なども含めて出されている。それはホロコースト…

<田中宇の国際ニュース解説 イスラエル関係記事>

◇イスラエル戦争の波紋 2009年2月3日http://tanakanews.com/090203israel.htmガザ戦争で逆転する善悪 2009年1月13日http://tanakanews.com/090113Gaza.htm◇強いが弱いイスラエル 2007年10月9日http://tanakanews.com/071009israel.htm◇…

NHK ETV特集「ガザ・なぜ悲劇は繰り返されるのか」

=大変素晴らしい内容、NHKの勇気ある番組、米国では反ユダヤ主義としてけして放映できない内容だった。 番組には土井敏邦氏と古居みずえ、臼杵陽氏らが出演したが、発言では土井氏が目だった。それはこの番組が彼の主張を軸にしたものだったし、それが今回…

オバマがイスラエルに核兵器所有を明らかにするよう要求か?

〜オバマはイスラエルにNPT加盟を強いるのだろうか? オバマのパレスチナ問題への態度は右派ブッシュと変わっていない。彼はイスラエルを強く支持しているし、パレスチナ人の声をまったく聞かない。 しかし同時にオバマが核兵器廃絶に努力する事を世界に公言…

なぜアメリカはイスラエルを支持するのか

2008年末イスラエルはガザに攻撃を加え民間人を1300人以上も虐殺した、明らかにこれは国際法違反の戦争犯罪行為であり、国家間紛争といえども他国から非難されるべき酷い行為だ。事実、国連、アラブ諸国、EUの所属国など世界の国々はこれを厳しく批判して…

あるユダヤ人の見るイスラエル国家の問題点(パレスチナ問題の解決方法)

以下は日本にきたイスラエル知識人のパレスチナ紛争への見方だ、非常に厳しい意見であり、かつ日本のメディアでは言われない解決への要点が示されていて、パレスチナ問題の見方が変わる。以下ではブログ記者が重大と感じた点を抜粋・強調して示す。全文は聞…

イスラエルを人種差別国家と言ったイラン大統領は正しいのか?&CNNのプロパガンダの実例

2009年4月20日から3日間の期間でスイス・ジュネーブで開催された国連の人種差別撤廃に関する会議(人種差別撤廃世界会議)で、イスラエルを批判したイランのアフマディネジャド大統領の発言で会議から退席するヨーロッパの代表が出て会議が混乱している。一…

イスラエルを批判する普通の日本人は反ユダヤ主義者なのか?

「反ユダヤ主義の歴史」(筑摩書房)という大部の書物を書いたユダヤ系フランス人のレオン・ボリアコフは反シオニズムとは反ユダヤ主義の言い換えであると結論し、各国で反ユダヤ主義が絶えないとしている。その中には日本も含まれている。ではアメリカの反…

わかった!ハマスがイスラエルを認めない理由&CNNのプロパガンダ記事

イスラエルのガザ虐殺を批判する人でも、ハマスがイスラエルを認めない事に不満を感じているではないだろうか?しかしハマスは実質的にイスラルを認めている、彼らは2国家解決案を繰り返し提案しており、実質的にイスラエルを認めていない(弊ブログ過去記…

イスラエル人はなぜパレスチナ人を殺し続けるのか(在住者の日記を読む)

http://www.geocities.jp/mikayamamori/fundamental.html ここでとりあげる日記の作者はイスラエル在住で旧約聖書学の山森みか氏(48才)。夫がイスラエル人で1995年からイスラエルに住んでおり、パレスチナ問題への意識はイスラエルでは左派、平和的と見受…

BBCのガザ攻撃報道の公平性を評価する記事の質の低さ

検証・メディア「ガザ侵攻を巡る英報道の中立性を考える〜BBCのDEC広告放映拒否が非難の的に」(小林恭子)「新聞通信調査会報」4月号掲載分に加筆したもの(掲載:日刊ベリタ 2009年04月01日 http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=2009040115533…

ホロコーストの「唯一性」はユダヤのプロパガンダの成果なのか?

ナチスドイツがロマ民族(ジプシー)を虐殺した事件をイアン・ハンコックは「ポライモス」と呼んでいる。しかしその事件は「ホロコースト」と同じようには知られていません。又ホロコースト研究はそうした点では進んでいると言えません。これに関しロマ(ジ…

アメリカの政治に大きな影響を持つイスラエル・ロビーの活動の証拠

証拠はいささか惹句の誇大宣伝で、別にイスラエル・ロビーの活動は隠されているわけではない、ADL(名誉毀損防止協会 Anti-Defamation League.)、サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)もHPでそのリリースを公開しているのでいつでも確認で…

歴史修正主義とパレスチナ問題とホロコーストの間

最近(2009/3/17)negative_direkt氏がホロコーストに関してのブログ記事を書いてから、歴史修正主義とイスラエル批判、反ユダヤ主義、ホロコースト否定の間で、これに関心のあるはてな会員の間で結構意見があがった。一応の収束をみたように思うので、とり…

イスラエルを批判する者は反ユダヤ主義だ!いう無茶な論理

反ユダヤ主義というレッテル貼り(板垣雄三) パレスチナ情勢の緊迫化が極度に進むさなか日本でも映画「戦場のピアニスト」が評判となった。第2次世界大戦下ポーランドのユダヤ人ピアニスト・シュピルマン氏が運命に弄ばれる数奇の物語である。彼はドイツ軍…

ホロコーストの政治神話

(ホロコーストがイスラエルに正統性があるかのように錯覚させる) 政治神話としてのホロコーストのの蘇生は、イスラエルのユダヤ人とディアスポラのユダヤ人のつながりを回復させた(*1)。またホロコーストはイスラエル社会において伝統的なユダヤ教やユ…

アメリカのイスラエルへの態度変化:第2次世界大戦後の米の中東外交政策

歴代大統領の中東政策(中西俊裕) トルーマン:1948年、イスラエル建国後2時間で同国を承認し周囲を驚かせる、しかしもともとはアラブ諸国の反応を気にしており、直前に翻意した。選挙を控えており、側近からなぜイスラエルを承認したか聞かれ「アラブに味…

イスラエルにおける歴史修正主義とは何か

1948年5月のイスラエル独立から1956年のスエズ戦争にいたるアラブ・イスラエル紛争像は、英米およびイスラエルによる外交文書の公開によって、このところ大きく修正されつつある。(略)イスラエル建国とアラブイスラエル紛争激化をめぐるこのような新しい研…

ハマスは、イスラエルを認める2国家解決案を呼びかけている

ハマスは明確に繰り返し2国家解決案を呼びかけている(N・チョムスキー) オバマの言ったことで、他にもほぼ世界共通のことは、標準的なハマスへの言及の仕方だ。つまりテロ組織であり、イスラエル国家(あるいは全ユダヤ人)の破壊に執心している、と。そ…

ホロコーストがシオニズムを正当化する

「ホロコーストの罪と罰」ミヒャエル・ヴォルフゾーン、講談社現代新書、p128、ヴォルフゾーンはテルアビブ出身のユダヤ人、ドイツ連邦防衛大教授) ホロコーストではほとんどのユダヤ人がまるで生贄の羊のように、無抵抗のまま虐殺された−1950年代イスラエ…

<イスラエル批判をすると反ユダヤ主義と非難されてしまうという現象>

ガザ攻撃や村上春樹のエルサレム賞受賞でパレスチナ問題へのネット上の日本人の関心は高まった。しかしその知識・認識は十分ではない。ガザの惨状への同情心から日本人はイスラエルを批判するが、それがなぜ国際的に高まらないかの理解を欠いているようだ。 …

ホロコーストに疑問をさしはさむと言われること

<ホロコーストに疑問をさしはさんだブログでついた批判から注目すべきもの> (ホロコーストの存在に疑問をはさむ言説に関して) 「疑問を呈することが反道徳的だから」問題視されてるんじゃなくて、「既に論破済みだけど認めようとしないから」問題視され…

イスラエル・ロビーのパレスチナ問題への影響を評価する、ガザはどうなる?

「イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策」(ジョン・J.ミアシャイマー&スティーヴン・M.ウォルト 講談社 2007年)についてまとめを書いたので備忘録として書く。プロパガンダの観点からサイードの著作を引用し、結論は鵜飼哲氏の意見に沿ったものだ、ま…

講演録「ガザが語る、パレスチナの将来―イスラエルによる攻撃の総括と今後の危機」

=サラ・ロイ氏の体調が十分でなかったため時間を圧縮して開催。1部:サラロイ氏の講演(90分)、2部:小田切氏の取材報告(15分)+サラ・ロイ氏が会場の質問に答える(60分)。 参加者は約100人で狭い会場は満員になった。1部はガザの経済・政…