映画評
映画評を超えた現代論「安倍内閣」の支持率はなぜ回復するのか 「ゲッベルスと私」2018年7月2日(サンデー毎日) https://mainichi.jp/sunday/articles/20180625/org/00m/070/011000d モリ・カケ問題から1年超。呆(あき)れるほどのウソ、まやかしが飛び出し…
映画の評価を星の数1〜5で端的に示すようにする。 評価基準は良い映画か否かで社会的&文学的感興80%+娯楽的快楽20%とする。作品が社会に新しく何を与えるかを重視し、一過性の単なる面白さ(興奮するもの・興行成績のよいもの)は星を与える対象ではな…
たまたま今日「シンゴジラ」を見たので感想を少し(備忘録的に)・・・(http://blog.talktank.net/p/shin-godzilla.htmlへの感想もかねて) あの映画を真面目な映画として素直に論じている人がいるのが面白い、 というか騙される素直な観客はやはりいるのだ…
読了、須藤氏講演会にも参加。映画と政治をむすぶ貴重な研究だ、「帝国の銀幕」「朝鮮民主主義人民共和国映画史」に並ぶ研究では?社会学の研究者が映画を「死んだ遺物」のように、映画内容を自分で評価吟味せず当時の映画評だけで議論するのではなく、自分…
映画「永遠の0」は2月半ばで8週連続興収第1位を記録、大ヒットしている。2014年を代表する実写映画になるのは間違いない。しかしそのヒット故か、朝日新聞が協力しているせいか、正面からの批判は少ない。キネ旬では特集では取り上げずレビューが賛否まじ…
大ヒットしている映画「永遠の0」の作者百田尚樹氏が、その歴史修正主義的認識を公にしている。東京都知事選挙の応援演説で明らかにした。「永遠の0」という映画も特攻隊という歴史に対し、わざと嘘をついてそれを美談にしているが、若い観客は気づいてい…
「小さいおうち」の素晴らしさ(弊1/25参照)に感動したが、それが嘘の上に立った戦争美化映画「永遠の0」と同じ構造だったので、「永遠の0」で批判した相木悟を思い出した。同じような映画をどう評価するかでその評者の傾向や力量がわかるからだ。 相木悟…
映画「永遠の0」がメディアからどう評価されているか知りたいが、キネ旬のレビュー文は内容がなく参考になるのは星の数のみ、だがなぜそう評価するのかわからなければ星の数も意味がない。肯定するにも否定するにも、他人にわかる説明がなければ、それはた…
映画「永遠の0」が50億円以上の大ヒットになる今、これを批判している市井の人の声を記録しておく。以下はヤフー知恵袋での2013年4月での原作についてのやりとり。宮崎駿も2013年8月頃に強く「永遠の0」を批判していたし、朝日新聞は2013年6月18日記事で愛…
映画「永遠の0」の興行収入が50億円を突破し、2014年を代表する大ヒット映画となるのが間違いない、事実無視の設定による意図的な特攻礼賛(戦争礼賛につながる)作品なのは間違いない、だが雑誌・新聞での大きな批判特集はまだ出ていないように感じる。い…
2014年1月14日の毎日新聞に特攻に関する解説記事が載っている、当たり前すぎて、見過ごされがちな記事だが、映画「永遠の0」の観客の理解や感動の仕方を知れば、こうした「特攻に関する当たり前」の事が、本当に大事だと気づかされる。以下列挙(毎日新聞部…
以下は毎日新聞が伝える韓国での宮崎の映画「風立ちぬ」評、結局批判するにも値しないつまらない映画だという事。戦争礼賛映画であっても退屈で影響力の小さい映画であれば批判もよばないという事だろう。世の中につまらない映画、社会的に批判されるべき映…
酷くつまらないにもかかわらず100億円の興行収入が確定したアニメ「風立ちぬ」を2013年08月21日の毎日新聞がばっさり切っている。これは素晴らしい記事だった。(最下段参照) この記事が重要なのは「ジブリだから面白いはず」という、1年に1度しか映画を…
WEBRONZA(古賀太) 高揚感は残るが納得もできない『風立ちぬ』の耽美主義(2013年07月27日): 宮崎駿監督の5年ぶりの新作『風立ちぬ』を満員の劇場で見た。既に劇場で4分間もある予告編を2度も見ていたので、期待は高まっていた。内容は予告編通りで、関…
読売新聞(2010年4月16日)脱北が引き裂く悲劇 脱北の厳しさを生々しく伝える問題作。 引き裂かれた家族の悲劇に、胸が締め付けられる。 北朝鮮の炭鉱で働く元サッカー選手ヨンス(チャ・インピョ)は、妻ヨンハ(ソ・ヨンファ)、11歳の一人息子ジュニ(…
ヤフー映画レビュー 全615件平均3.57☆の中で、☆1つのもの77件の感想の抜粋 アメリカ的視点でのイラク戦争 投稿日時:2010/04/05 23:02:01 投稿者:diao9scjさん 確かに緊迫感があるが、アメリカ人がいかにもイラクの人たちの為に戦っているというようなプロ…
黒沢清(2010年3月6日 シンポジウムでの発言)「最低悪質のプロパガンダ映画」 「ハートロッカー」これは本当に最低の悪質の映画です。これは実写だ、(アニメのように虚構として)作りこんでいないという建前で(実はそうではない)、戦意高揚映画です、プ…
Variety Japan誌(デレク・エリー)2008/04/17 http://www.varietyjapan.com/review/2k1u7d000000p9ez.html Variety Japan デレク・エリー2008/04/17『大いなる陰謀』 台詞が多く、そっくり返るほどリベラルで、かつひどく愛国的な『大いなる陰謀』は、当代…
<映画批評に鍵となる問い> 1映画作品の質について自分の判断をどこかではっきり示しているか 2プロットの短い要約を提供しているか 3自分の判断を根拠づける作品の特定の要素に言及しているか。そうした要素を具体的な言葉と比喩を用いて、すばやく生き…