zames_makiのブログ

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民主党マニフェストを自民視点で伝えるメディア

以下はダイアモンドonline「週刊上杉」2009年7月30日より抜粋
http://diamond.jp/series/uesugi/10088/?page=1

問題はメディアの論調だ。マニフェスト発表翌日の社説は、そろって、自民党の論調に歩調を合わせた。
 「財源や負担増の議論を避けた」(日本経済新聞/7月28日社説)
 「巨額の財源を本当に確保できるか、との疑念が依然残る」(読売新聞/7月28日社説)


こうした論調に筆者は違和感を持つ。筆者は民主党員でもなければ、民主党支持者でもない。だが、野党である民主党マニフェストの実現性に疑問を投げるこの種の「社説」や「テレビ解説」をどうしても理解できないのだ。

 そもそもマニフェストは、実現可能性を問うものではなく、将来の政策を示し、その達成度合いをチェックするための指針なのである。よって、メディアに期待されるのは、未来の実現可能性を問うことではなく、現実(過去の)のマニフェストの達成状況を検証することではないか。

つまり、2009年の「民主党マニフェスト」よりも、2005年の「自民党マニフェスト」をチェックするのが先なのである。相変わらず政府のプロパガンダにそのまま乗せられた報道姿勢には、あきれるというよりも笑ってしまう。