zames_makiのブログ

はてなダイアリーより移行

小沢一郎への検察の捜査は国策捜査なのか?

3/4小沢一郎の秘書大久保氏が逮捕された、その後ほぼ毎日新聞・テレビは「××がわかった」という形で、小沢一郎への不正献金または贈収賄を印象づける報道がされている。しかしそれらは全て「関係者の話では」という曖昧な情報源であり、具体的な証拠はないし、検察は正式な会見は開いていない。
 これは次期首相が確実とみられている小沢一郎への国家からの攻撃であり、国策捜査ではないのかという声は、即座に民主党鳩山幹事長からあがった。
 国策捜査というのは、民主党小沢一郎をつぶすため、従来逮捕されることのない政治資金規正法の記載不備の容疑で即座に逮捕し、連日不利な情報を流すことで、小沢一郎を代表辞任に追い込み、ひいては民主党の人気を落とすことがその目的とみなされている。
 現在進行中のものを判断可能なのか?はたしてこれはプロパガンダどころではない、非常に影響力のある国家による情報操作とみなすべきなのだろうか?


 以下は国策捜査と考えてよい理由。これらを読めば国策捜査と考えてまず間違いないだろう。
 ここでメディア分析として興味深いのは、2005年の小泉劇場では情報ワイドショーなどのソフトニュースの働きが重要だったのに対し、今回の小沢一郎おろしの国の情報操作(連日の検察のリーク情報によるメディアコントロール)は伝統的なのニュース番組(代表はNHKの7時のニュース)が主役であり、逆に情報ワイドショー(みのもんたの朝スバ!など)ではその扱いは控えめな事だ。
 国策捜査と連日のリーク情報開示により、国が報道を正面から支配したと言えるかもしれない。

なぜ国策捜査と言えるのか、小沢一郎の対応は正しいのか?

 小沢一郎氏の事件が「国策捜査」である事をメディアが批判しないのはおかしい(注1)、こうした犯罪でいきなり逮捕される前例はないし、今後贈収賄などのより重大な犯罪に発展する可能性もない(注2)。そうした事を前提に、検察が今この時期に逮捕するのは、犯罪事実を越えて小沢一郎および民主党への攻撃以外考えられない。

 これを裏付けるのは秘書逮捕後、毎日流される警察・検察のリーク情報(注3)であり、先週末の政府高官の「自民党には捜査は及ばない」という発言である。

 確かにテレビ・新聞は毎日「××がわかった」として警察・検察の流すリーク情報を「確認された事実」として報道している。毎日小出しにこうした情報が出てくる効果は、「小沢一郎=犯罪者」という強力な宣伝活動であるのは先週末の世論調査結果(小沢支持率の大幅ダウン)でも明らかなことだ。


 しかしこれは相当に異常だ、それらの情報源は関係者の話でしかなく、どこにも確かさを裏づける細部情報はない。こうした警察のリーク情報や関係者の話が、いかに信用ならないかは真面目な日本人であれば松本サリン事件で学んだはずだ。

 また「国策捜査」であるか否かは、それがいかに小沢一郎を効果的に攻撃しているかという「現象」で判断するしかない。なぜなら「国策捜査」であるという裏づけは、もし発見できても数十年後に公開される政府文書にしか出てこないからだ。それは公開の場には出てこないのが本来の性質である。
 一方逮捕された秘書など当事者の取調べ結果はまったく流れておらず、秘書は小沢一郎氏と同じ供述しかしていない事が容易に推測できる。

 この状況に対して、殊更に「国策捜査」の可能性を隠蔽すべく発言する人は、自民党支持者あるいはこうした権力による大規模な情報操作を楽しむ不届き者と考えるべきだろう。


 現時点では、小沢氏が贈収賄などで西松建設から不正に政治献金を得ていたという事はないとみられる。なぜならこれが不正であっと立証するためには、小沢一郎氏が献金西松建設からと認識している物的証拠、その上で西松建設に便宜を図った行動の記録の2点を明らかにせねばならない。現在毎日流れている報道(それは警察の責任を問われる事のないリーク情報そのままなのだが)は、西松建設献金をしたという事実関係を報じているのであって、小沢一郎氏側の認識や具体的な公共事業落札への関与については何もない。

 なので今この時点で小沢氏が西松建設から不正に金を得ていたと考える人は、報道内容をちゃんと理解していないか、何が犯罪にあたるか判っていない人だろう。

 ここで見落としてはならないのは、たとえ小沢一郎氏が代表を辞任しても、その経緯が明確なら、来るべき選挙での民主党の勝利には変わりはないと思われる点だ。今、多数の国民は麻生+自民党の人柄にも政策内容にも否定的であり、今求められるのは小沢一郎民主党の「正しさ」「きちんとした態度」だろう。即ち小沢一郎が権力に負けず自分の犯していない犯罪にはきちんとNOをいう事だ。

 小沢氏が逮捕起訴されれば別だが、現在の小沢氏の主張と検察の容疑では、単に政治資金の記載事項の不備でしかない。それは小沢氏個人の公正さを決定的に傷つけるものとは言い難いし、そういう状態で異例にも秘書を逮捕された事に小沢一郎が反駁をしない方がおかしい。むしろ今の時点で「国策捜査」という悪にあっさり屈してしまう小沢一郎民主党であれば、それは彼らの政治家としての能力の低さを示すものでしかない。


 今や日本人はテレビ・新聞に縛られずネット等で様々な有用な情報を受け取れる、そこではこれをちゃんとした見方で説明している(例えば天木直人氏のブログ2009年3月5日「日本の将来が左右される闘いとなる」および3月7日「これは自民党から仕掛けられた政権交代潰しの最終闘争だ」:http://www.amakiblog.com/blog/)。今日本国民に必要なのはテレビ等の主要メディアに操作されず、様々な情報を斟酌し、小沢一郎民主党の態度をまともに評価することだ。

 決してやすやすと報道に騙され検察・警察は正しいと盲目的に信じる事ではない。事実関係で重罪で有罪になる可能性の低い小沢一郎民主党は主張すべきことは主張し、そうすることで自分の正しさと検察の不公正さを明らかにするべきだろう。そこで日本国民のすべきなのはその正しさをきちんと評価することだ。

 しかし多くの人は特別な関心もなく連日の報道をそのまま聞く。その場合は上記のような事情は自分では理解できず、小沢一郎=汚い、という報道のあいまいなイメージ操作に完全に乗せられてしまい、小沢一郎は有罪と思い込んでしまっている人も多いだろう。しかし大事なのはそういう曖昧なイメージではなく、警察リーク情報を流さざるを得ないメディアの特質を理解し、何が犯罪なのかちゃんと理解した上で判断することだろう(2009年3月7日)
(注)

  1. 国策捜査であるとして批判しているのはサンプロでの田原総一郎田中真紀子天木直人池田信夫神保哲生、宮台真治、山崎行太郎など、一部を下記に示す。
  2. 元検事の郷原信郎氏など
  3. 連日流れる「××がわかった」という記事はリーク情報であると正面から言ったのは鳥越俊太郎与良正男など

なぜ小沢一郎への捜査は国策捜査と言えるのか?

 上記で民主党支持者でない第3者が理解できないもう1つの点は、なぜ証拠もないのに国策捜査というのか?でしょう。でも民主党支持者としてこれは国策捜査だと考えるのは正しい判断でしょう。

<なぜ国策捜査なのか?その理由>

  1. 従来は届け書類の修正で済んだものを、いきなり逮捕するという脅迫的な捜査手段を取っていること。これは今後もそれ以上の罪状になる可能性はない。
  2. 逮捕後検察は公式会見を一度もしていない、その一方で検察は毎日リーク情報を流し、リーク情報はを必ず掲載するメディアの特性を利用し、連日新聞・テレビでなんの根拠もなく小沢一郎=犯罪者とイメージさせる情報を流したこと。
  3. 実際には証拠がなく有罪でなくても、民主党代表を辞任させるのに十分有効な手段であること。秘書逮捕という脅迫的方法を使う事でインパクトを与え、捜査開始後短期日の間に代表辞任を迫るような状況を世論に作りだした、これが最終的には起訴猶予や裁判で無罪になっても民主党攻撃という目的を果たす上ではまったく問題ない。
  4. 自民党二階氏など他の多くの政治家にも起きている事態なのに、小沢一郎だけを問題にすること。そしてそれを取り繕うように二階氏への事情聴取というリーク情報を流したが結局していない事。
  5. 4の捜査方針が「自民党政治家には捜査は及ばない」と旧警察庁長官であった政府高官(漆間官房副長官)が述べた事で実際に裏付けられたこと。更にそれを「記憶にない」というあからさまな誤魔化しで隠したこと。
  6. 時期が解散総選挙が間近と目される時期であり、社会に対する影響が大変大きいこと
  7. 自民党が決定的に国民の支持を失い、他の方法では支持を回復できそうもない状態であること
  8. 以上から今回の逮捕と捜査が、政府側から民主党への大きな打撃であることは明白であること


国策捜査」であるか否かは、最終的に項目8だけで判断すべきだ。即ちその意図や命令という「経緯」ではなく、それがいかに小沢一郎を効果的に攻撃しているかという「現象」で判断するのが正しい判断方法だ。なぜなら「国策捜査」であるという裏づけは、もし発見できても数十年後に公開される政府文書中にしか出てこないから、その経緯は公開の場には出てこないのが本来の性質であるからだ。

 従って「国策捜査」が行われている最中には、それであるか否かは、その効果で判断するのが正しい。もちろんそれを第3者に完全に納得させるのは困難だろう、しかし民主党側がそう批判するのは第3者に誤解される可能性を除けば正しい行為だ。

 そして国策捜査のこうした性質を理解すれば、すなわち広い情報を持ち論理的思考のできるまともな知識人なら、上記のように判断するのが、理性的に正しいことは自明だろう。

ところで個人献金はなぜいいの?

>早い話、「迂回献金」でしょ。
>「小沢=汚い」なんて、少しは政治に興味のある方なら皆知っている
 私は小沢一郎が企業から金を貰っていないなどとは書いていない、又小沢一郎自身もそう言っていない。「もし献金が企業からなのが明らかだったら党で金を受け取る」という意味のことを答えています。

 お年寄り(あるいは共産党?)には理解できないかも知れませんが、今の法の形式を守れば企業から金を貰ってもまったく問題ないという事です。もしそれを違法だとするなら、条文に書いていない点で人を罰する法とは何でしょう?

 おそらくこの人は「政治家が金貰ったらイカン」と思っているでしょうが、現にそれが法で認められており、資金が政治活動上非常に大事であること考えれば、それだけをもって代表の座を退く必要はまったくないのは自明です。なぜなら多くの国会議員が同じようにして金を貰っているからです。


更に言えば、個人献金はなぜいいのでしょう?

 おそらくこの人は、憲法9条を守ると公約している政治家に個人献金するのは問題ないと言うのでしょうが、それはある政策の実現を求める利益誘導(便宜供与)という点で企業献金とまったく同じです。

 例えばこの人が、平和運動関係本を扱う出版社の社長であって、ある地域で平和運動が盛んになり、それに特化した自社の本が売れるのを期待して献金したら、それは明らかな自己の利益の為でしょう。

 全ての献金を禁止するべきだ、と考える人がいるのは知っています。しかし少なくとも今現在の日本はそうなっていません。その中で法を守って活動している政治家をなぜ批判せねばならないのでしょうか?

小沢一郎の判断は正しい

昨日、小沢一郎民主党代表が会見してまた説明していましたね。

そこで強調されていたのは「秘書が起訴されるか否かより、その中身が大事だ、そういう見方で、代表辞任も含めて今後を判断する」

この言葉の意味はこうでしょう、「政治資金収支書の虚偽記載という罪での起訴、という軽い中身なら、代表はやめない中身が今後変わって、贈収賄など重い中身になったら、その時点で代表辞任も考える」

国民は法を犯したか否かと同時に、贈収賄に非常に厳しい、それを小沢氏もよく理解しているという事ですね。従って、この判断はしごく当たり前、今現在では正しい判断です。

なぜ国策捜査と言えるのか(天木直人

 天木直人のブログより引用(http://www.amakiblog.com/archives/2009/03/10/

2009年3月10日発行「漆間官房副長官を更迭に追い込めないメディアの不甲斐なさ」
「(前略)国策捜査があったかなかったか、などという馬鹿げた問題が議論されているが、次期首相が確実視されている政治家の政治生命を一瞬にして奪うような捜査そのものが国策捜査なのだ。

 考えてみるがいい。もし検察官僚が官邸に何の連絡もせずに小沢の秘書を逮捕したとしよう。それこそ大問題だ。官僚の分限を超える越権行為である。そんなことはあり得ない。

 だから今回の小沢秘書逮捕は、当然のことながら東京地検幹部から事前に官邸になんらかの形で伝わっている。そして官邸側がそれに対しどのような指示をしようが、しまいが、官邸が知った時点でもはや国策捜査なのである。」

なぜ国策捜査と言えるのか(池田信夫

要旨:池田信夫自民党支持者だから皮肉をこめて書いているが、今の小沢一郎への捜査が、国策捜査であり、その受け取った献金は普通は違法ではないと書いている。ここで逆国策捜査とは=(政府・自民党に配慮しそれが有利になるような捜査)です。

 池田信夫は今までが逆国策捜査だった、だから今の小沢一郎への捜査は正常と読めるよう工夫しているが、文中では「今回の捜査は検察の法解釈を変えるものであり、説明が必要」とも書いており、いきなり法解釈を変えるなんて、おかしいに決まってる、だから小沢一郎へのは国策捜査だと言っている。

迂回献金と「逆国策捜査」【池田信夫blog】
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/15735088c0402e66c3de29421016e7ff

「問題の核心は、今回のような迂回献金は日常茶飯事だということなのだ。
(略)(過去の事件では)多数の政治家に迂回献金が行なわれていた証拠があがったのだが、その数があまりにも多かったため、「やり始めたら自民党の国会議員の半分ぐらい摘発しなければならず、検察がパンクしてしまう」という判断から、最高検が見送った

(略)この判例から「迂回献金は摘発されない」という解釈が政治家に定着したとすれば、今回の捜査は検察の法解釈を変えるものであり、説明が必要ではないか。

(略)今回は政治団体という別の隠れ蓑によって迂回献金が行なわれたが、本質は同じだ。小沢氏は記者会見で「政党支部への企業献金なら問題ないので、政治団体を偽装する必要がない」とのべたが、これは政党支部への献金が彼に対する迂回献金だと告白しているようなもの

(略)迂回献金は日常茶飯事であり、これまでそれを摘発しなかったことが、自民党に配慮した逆国策捜査なのだ。」

なぜ国策捜査と言えるのか(山崎行太郎

要旨:検察は、献金リストに名があり新幹線建設で西松建設と関係があり、政権側として贈収賄の疑いのより高い森喜朗を何故、捜査しないのか?そういう疑問を持ち、視点に立てば、小沢一郎に対する捜査は森元首相周辺が仕組んだ「国策捜査」だからと考えるのが自然だ。

文芸評論家山崎行太郎の『毒蛇山荘日記』
 http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20090311/

(前略)国民の「国策捜査」批判の声に煽られるかのように、− 自民党の二階経産大臣周辺にも捜査の手が伸びようとしている

(略)不思議なのは、同じように西松建設企業献金リストに名前があり、元首相にして麻生政権の後見役とも言うべき「森喜朗」周辺に対する捜査の情報が、まったく出てこないこと

(略)森元首相は、自民党の最大派閥「清和会」の実質的なオーナーであり、小泉、安倍、福田、そして麻生の各政権の生みの親であり、ということは、つまり、党首とはいえ、野党党首にすぎない小沢氏などとは比較にできないほど、今、もっとも政権の近くにいて、様々な利権の甘い汁を吸っている政治家

(略)北陸新幹線の工事を西松建設が受注しているのであるが、ここに森元首相は、元首相として、また最大派閥「清和会」を率いるオーナーとして、西松建設献金リストに名前が登場しているにもかかわらず、まったく関係ないというのだろうか。

(略)今回の東京地検特捜部の捜査が、麻生官邸と検察が打ち合わせた上での「出来レース」、要するに「小沢一郎潰し」を狙った「国策捜査」ではないのか、という国民の多くが感じている疑惑が、当たらずとも遠からず、ということになる

なぜ国策捜査と言えるのか(神保哲生宮台真司

要旨:連日新聞1面に載っている小沢一郎に関する記事を読めば一般の人は小沢一郎は犯罪者だ、逮捕は当然と思うのは当然だろう。しかし、それは逮捕要件と必ずしも関係のない情報であり、それをしきりに検察がリークしている事に注意すべきだ。
 警察のリーク情報により日本のメディアが振り回され、それによって国民世論が形成されてしまうのは、よく知られているので、これを国策捜査と言えば反発があるのはメカニズムとして仕方がない。しかし一般に国策・政治目的を基本的な動機にして検察が動くのはよく知られている事であり、そういうのを疑うことには意味がある。

「小沢氏秘書逮捕をどう見るか」2009年3月10日 ビデオニュース・ドットコム
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20090310-01-0901.html
神保哲生(ジャーナリスト)・宮台真司社会学者)・郷原信郎氏(元検事)

神保哲生:(略)小沢氏の秘書逮捕の翌日から新聞の1面には、「関係者によると」などとして、お約束のリーク情報がさっそく乱れ飛び始めている。その主なものは、小沢氏の秘書が西松と直接やりとりをしていたというものが多い。普通の人がこれを見れば、「やはりそうだったのか」などと思ってしまい、逮捕は当然と考えるようになるだろう。

(略)これらはむしろ政治資金規正法違反の犯罪の構成要件とは、必ずしも関係の無い情報であり、それを検察がしきりとリークしている

(略)容疑としては、資金源が西松建設だと知りながら、政治団体名で記載をしたから虚偽報告だということだが、どうもそれでは政治資金規正法には違反したと言えないようだ。

宮台真司:(略)日本のメディアやメディアに対する警察や検察のリークがどのような世論を作るのかは、十分に予想ができる。その際に、頭ごなしに国策だという言い方をすれば、大反発が生じるのは必然だ。

政治資金規正法の)この抜け穴を利用して多くの議員が集金をしているという事実があるので、このことを小沢代表についてだけ特殊に責めれば、法の下の平等に反した行政の扱いとなるので、当然問題にするべきことだ。

(略)国策、政治的な目的をベースにして検察が動くことは度々ある。あるいは、特捜はそもそもそういうふうにして動くということはよく知られている

神保哲生:検察も権力なので、われわれは疑ってみる必要はある。疑うことによって −、やはりおかしいという話になれば、何らかの政治的手当が必要になるだろう。