zames_makiのブログ

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FLAG 〜一千万のクフラの記憶(2007)アニメ

連続アニメFLAGを再編集したもの、2009年NHKにてBSHi、BS2で放映。
オリジナルアニメ 日本 ジャンル:ファンタジー/戦争/ロボット
監督: 寺田和男 総監督: 高橋良輔 原作: 高橋良輔 脚本: 野崎透、高橋良輔、寺田和男 音楽: 池頼広 キャラクターデザイン: 竹内一義 総作画監督: 竹内一義
声の出演: 田中麗奈(白州冴子・主人公)石塚運昇 日高奈留美 長嶝高士
=「ブラックホークダウン」のアニメ版、
内戦にくれるアジアの小国に国連軍か軍事介入し、宗教原理主義の強力に武装した敵兵士を殺しまくる。主人公は公式取材カメラマン(女性)だが、国連軍の行動にはまったく疑問をもたない、ただの語り部だ。内戦=ソマリア、デザイン=チベット、戦闘兵器=ロボット、手法=カメラ映像、というもの。
 なぜ戦争なのか、なぜ国連軍が入るのか、なぜ殺しまくるのか説明も疑問もない、ただ戦争ごっこを楽しむ。戦闘シーンの迫力の中で、アジアの小国の人間は野蛮で、宗教原理主義で、戦争を平気ですると観客に教え込む製作者に自覚のない危険な作品。カメラ映像で限定的だが人間的なのは国連軍だけであり、敵のアジア人はまったく喋らない、人間ではない。
...20XX年、アジアの小国で勃発した内戦は、国連軍の介入をもってしても拡大し、泥沼化していたが、戦地で偶然撮影された一枚の写真によって、和平への動きが一気に加速した。それはフラッグの写真――敵同士であるはずの兵士が戦闘中に互いに協力して聖地に旗を掲げる姿――だった。フラッグは平和の象徴となった。しかし停戦まであと一歩のところで、妨害を謀る武装勢力過激派にフラッグは奪われてしまった。国連は極秘裏にフラッグを奪還すべく、SDC(Special Development Command)"シーダック"の投入を決め、さらにその活動の全てを記録するためカメラマンの帯同を命じた。この任を依頼されたのは、白州冴子。彼女こそ、ことの発端であるフラッグの写真を撮った本人であった。最新の強化装甲服HAVWC(High Agility Versatile Weapon Carrier)"ハーヴィック"を装備し、容易な作戦と考えていた部隊は、予想もしない反撃に遭い、苦戦を強いられる。相手はただの武装勢力ではないのか?部隊に同行する白州のカメラは、戦いの底に隠された真実に迫っていく─。