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官邸機密費を貰った政治記者は誰か?

2010年3月野中広務氏がTBSテレビNEWS23のインタビューで暴露した「官房機密費の政治記者への流れ」について、読売テレビたかじんのそこまで言って委員会;メディア論スペシャル」(関西ローカル放送)でジャーナリストの上杉隆氏や田原総一郎氏、三宅久之氏らが出演し議論している。

焦点の官房機密費(をもらった記者は誰か?)は第1章の中で上杉隆氏がメディアのおかしさの例として話題を提起、古参政治評論家三宅久之田原総一朗は貰っていないとシラを切った。辛坊治郎読売テレビ解説委員)はみんな貰っていいないとして、上杉氏と口論になっている。辛坊氏のみんな貰っていないといってるんだから貰っていない、は幼稚で、金を渡した当事者である野中氏の証言の意味を理解していない。一方三宅氏は機密費の要否の問題にすりかえようとしたが、上杉氏に否定された。

感想=テレビ局およびその記者などのメディア側はこの問題を完全に否定しようとしているようだ。醜い。彼らはまともではない。おそらく彼らは「金を貰ってもそれと俺の書く記事は別で、ちゃんと中立なんだ」と自分自身さえ騙しているのだろう。だが他人にそれを説明できるだろうか?全ての新聞・テレビはこの問題を自ら調査し追及しなければとてもまともなメディアとは言えない。

◇出演者:
辛抱治郎(司会・読売テレビ解説委員)
上杉隆(フリージャーナリスト、機密費の政治記者への流れを追及)原口一博総務大臣、放送行政の管轄)田原総一朗(政治ジャーナリスト・野中氏の暴露では「田原には渡そうとしたが断られた」としている。本当だろうか?)
三宅久之(古手政治記者:機密費をもらった事が最も疑われる立場の人)、手嶋龍一(元NHK、右派フリージャーナリスト)池田信夫(元NHK、右派学者)土屋敏男日本テレビ・ディレクター)
村田晃嗣政治学者)金美齢(韓国人政治学者)宮崎哲弥(評論家)勝谷誠彦(右派コラムニスト)ビートたけし(タレント)桂ざこば(関西芸人)

発言内容抜書き

読売テレビ たかじんのそこまで言って委員会「メディア論スペシャル」2010年5月16日放送
1章「メディアは暴走しているか?」より

田原:暴走してないのが問題だ、例えば鳩山の沖縄訪問。全新聞が同じ事を書くよう談合している、暴走の逆だ
上杉:政権が強い時は黙っていて弱いと叩くのが今のメディア、それは本来の権力監視ではなくおかしい。例えば機密費問題、野中氏の「機密費から長年多くの記者に金が渡された」との証言をメディアは取り上げない

辛抱:あなた貰いましたか?
三宅:野中からビタ一文貰っていない
田原:貰っていない
上杉:鳩山首相は機密費を公開するとしたのに平野は未だしない、おかしい。これはまさに政治と金の問題だから本来追及すべきなのにメディアはほとんどしない、おかしい。金貰った当事者だからだろう


三宅:私なんかネットでは貰ったとされ大変迷惑
辛抱:いや記者は貰っていないのだ
三宅:琉球新報には何千万、評論家が貰ったとか書いてあって迷惑だ
三宅:(フォーカスで私が書かれたのは)政治家の講演を肩代わりしてそれで金貰った事はある(それは違うもの)
辛抱:私の周りの人はみんなもらっていない、皆貰ってないぞ
上杉:金を貰った記者のリストがある、しかしそれは意図的操作があるかもしれないので出さない、だが野中氏は金を渡した当事者だから根拠ある

横田:機密費があるのが当たり前だよね
田原:機密費は必要だ、記者は海外出張の餞別の時もらっているよ
三宅:そもそも機密費は必要だろ
上杉;そういう問題ではない機密費は必要で一致してる、問題は記者が政治家から金をもらう事だ。アメリカならコーヒー2杯以上はだめだし、一度貰ったら生涯記者として認められない
三宅:俺は評論家で記者とは別だ、記者は給料貰っているからだめ、評論家はいい
上杉:講演料など対価は問題ない、問題になるのはそれ以外だ(そして評論家でも駄目だ)
金:私も貰っていない

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