zames_makiのブログ

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長時間討論『どうなるこれからのジャーナリズム!』

  • まとめ感想:大手メディアの崩壊と記者クラブの解放は時間の問題だと感じたし、勇気づけられたのが収穫。知れば知るほど日本の大手メディアは酷すぎる。神保氏の言う「5社が擬似的な中道や公正を標榜しているのがおかしい」という指摘はまったくその通りだ。読売も朝日も公正でも中立でもないが、そのくせその幅はたいした事はない、テレビは幅がもっと狭い。だがまともな報道ではない。

第一回 朝までダダ漏れ討論会『どうなるこれからのジャーナリズム!』〜USTREAMによる6
時間長時間討論の生中継&視聴
放送メディア:動画:『Ustream』(PTFlive=http://www.ustream.tv/channel/ptf-live)、『ニコニコ生放送』([NKH]ニコ生企画放送局)文字:『Twitter
放送日時:2010年2月28日(日)19:00〜25:00?(USTREAMは6部構成)
会場:TimeOut Cafe&Diner(恵比寿)


出演者:田原総一朗(司会:TV露出の多いジャーナリスト)、上杉隆(フリージャーナリスト)、田端信太郎(?ライブドア)、銀行強盗さん(テレビ業界人:覆面)、神保哲生(フリージャーナリスト)山口一臣週刊朝日編集長)、津田大介(IT関係作家)、河野太郎自民党衆議院議員)進行役:ソラノさん
シンポの紹介文:http://ketudancom.blog47.fc2.com/

各論者毎の印象:

  • 上杉隆(ジャーナリスト)言い方は軽いが内容は重い。メディア批判で言う事がまともで大手メディアは誰も彼の指摘に答えられないのは本当に深刻だ=つまり大手メディアは早晩崩壊するという事。ここではジャーナリズムとは何かに答えているのも意外、だがまともだ。
  • 河野太郎自民党衆議院議員)とてもまともな政治家、彼が自民党総裁になっていれば、民主党記者クラブ非開放も批判できたし、日本のためになった。
  • 神保哲生(フリージャーナリスト)非大手メディアの先駆者、問題を非常によく理解している。彼はもっと有料視聴者を獲得して大きくなるないと嘘だ。
  • 津田大介(ジャーナリスト:第2部司会)司会がうまい、ネットメディアを商売として成り立たせ発展させるのに最も熱心だった、私は関心ないが大事だ。
  • 山口一臣週刊朝日編集長)週刊誌といういかがわしさなくジャーナリズムとしてまとも。検察に呼び出された件はやはり認識が甘いと思う。
  • 田端信太郎(㈱ライブドア)ネットメディアの標準?既存に対し違うことをやろうとすれば当然記者クラブ批判になるという事がわかった。
  • 銀行強盗さん(テレビ業界の人、覆面して匿名)あまり発言なし。
  • 田原総一朗(第1部司会)司会者としてのみ存在、しかし記者クラブ問題知らないと言う信じられない、変わらぬ強引な突っ込みで飽き飽きする。しかしテレビでは貴重な大手メディアに疑問を投げかけるジャーナリスト。



メモと感想:

長時間にわたったこのシンポはダレダレながらも元気づけられるし興味深かった。まっとうな報道によるまっとうな政治を望む私には、以下の発言がこのシンポの収穫だ。
記者クラブに代表される既存大手メディアがネットメディアに敗れるのは時間の問題だ、しかしその時間を短くしなければならない。それにはどうするべきか?」

第1部はメモとったがあまり収穫はない。

(1)小沢は悪人か?(30分)
小沢は悪人ではないまとな政治家だ、大手メディアはまったく感情的に小沢を批判しており少しでも反小沢でないと小沢擁護といわれる。小沢の悪いのは自分はシャイを言い訳にそれに隠れて一切説明しないのが悪い。聞かれないと答えないし最低限しか説明しない。(上杉&神保&山口=取材経験あり)小沢はそんな下らない質問するな多い=記者はプロだからわかるだろう。鳩山の金に他の記者質問しない、マスコミは鳩山突っ込まず、小沢だけ突っ込む金貰っているだろう。


(2)メディアの問題(34分)
大手メディアは寡占で競争ないので安住してネットを拒否してる、ネットがそれを壊した(神保)。検察批判した週刊朝日は30%の好奇心高い世論の支持を受けて売れている。大手テレビは記者クラブ開放を提起する上杉を出演ゼロにしたまったく声かからぬ。多分番組プロデューサーはどっちでもいいけど報道局から非難されるので干したのだろう。サンプロが終るのは危険な番組を甘受する余裕がテレビ局になくなったからだろう(上杉)政府と報道の結託した一種のシステムになってる。記者クラブ利権だ、テレビ・新聞・通信社・北海道新聞中日新聞いれて16社が常駐社として記者クラブを支配してる(神保)。週刊誌など雑誌も記者会見入れぬそれで2次情報で記事制作するのを前提になってる。ホワイトハウスならフリーは申し込みできるFBIが調べてOKなら記者会見出れる。田原総一朗は宮沢総理の時代に記者クラブと衝突しそれ以来自分で出ない。日本の記者クラブほどセキュリティのない会見世界にない、政府の安全チェックを民間に投げてる。官邸が記者会見開かないから悪い(神保)セキュリテイと会場容量は言い訳にしてるが問題にならない。1社で5人も来てる。官房長官はこの問題を完全に認識した上でネグってる。


 世界の中で日本だけが政治家が記者クラブ開こうとしてるのに報道の側が反対してる。記者クラブは役所(官僚)が得する仕組み、薬害肝炎など問題を指摘する記者を無視できる。今回の小沢の事件でも検察に色々聞くべきなのに聞かないシステムを作ってる。従来の形を変えたくない官僚とメディアが抵抗勢力。検察批判をする郷原信郎氏をテレビに出すとそのテレビ局が出入り禁止になるから出さない。外国なら命をかけたりするのに日本では出入り禁止だけでメディアは検察の言いなり。鳩山政権も記者クラブあった方が情報操作しやすいので開かないのだろう(神保)。なぜ記者クラブの質問はゆるいのか?関連質問しない、わざとゆるい質問してる、恩を売っているらしい。鳩山も自信がないから開放しないのだろう(河野太郎)。中川昭一のもうろう事件でも記者クラブ悪い、知ってて書かない。

(3)トヨタ問題(5分)自民党問題(5分)
大スポンサーなので民放批判しない、NHKはそれないのにやらない。広告引き上げ酷い、電力会社おかしい原子力批判やると表立って広告引き上げで妨害する。自民党長老は自分の権利残したいから谷垣しかなかった、本当なら自民=小さい政府、民主=大きな政府で国民に自由に選ばせるべき。メディアも判ってるのに自分の権益を失いたくないから報じない、古い体質のメディアはやるべき事をやらない。ライブドアでもネットはトヨタのような大口広告主関係ないが収入構造が問題。日本のメディアは新しいメディア排除する2chYouTubeも名前さえ言わないで排除、外国ならとりこむ。YouTube著作権も削除できる体制だと米で合法、それで広まった。


(4)河野太郎はなぜ自民党をやめない?(15分)
省略。自民党にとって一番怖いのは鳩山が小沢を切った時、一気に支持率が上がる可能性がある(上杉)日本の大手メディアが悪いのは最後の基準は倫理になっており事実関係でない、小沢事件など法の支配ではなく小沢嫌いだの感情論が支配してる。

第2部:日本のメディアを変えるには新聞・テレビではない新しいメディアの登場しかない(15分+120分)

(5)(第2部)政治を変えるには?(15分+120分)
記者クラブに代表される既存大手メディアがネットメディアに敗れるのは時間の問題、しかしその時間を短くしなければならない。それにはどうするべきか?(神保)記者クラブ開放は簡単(河野)編集前と後の比較やなどUSTREAMを源番組作るなど(銀行強盗さん)検察の不正を正そうとすると指揮権と言われる、今は検察警察批判はすごく反応&応援ある(山口)。山口は出頭要請ではないと言うが認識甘い、検察はちょっと来てくださいと言って取る、それで盛り上がり検察にも抗議電話来たそれで収まったのかも。ツィッターで検察も動いた(上杉)。


 新しいメディアの信頼性をどう高めるか?対価をどう得るか?を話したい(津田)NHKはお金かけすぎ本当は競争力ない、ネットではエロとも競争する。神保の経験でネットでは価格の点で大文字のジャーナリズムは難しい。このサイトでないと得られないというものがないと課金難しい、それには動画の方が向く。ただ動画はサーバー代とか検索にかからぬとかハードル高い。(以降省略)