zames_makiのブログ

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(ナクバ60年を問う第4回)「アラファート時代と自治政府」

連続セミナー・<ナクバ60年>を問う(全6回)
第4回:アラファート時代と自治政府─抵抗/権力の課題に向き合う
問題提起:奈良本英佑(中東現代史/法政大学経済学部教員)太田昌国(民族問題・ラテンアメリカ研究/現代企画室)
日時:12月20日(土)1 6時15分開場・16時30分開始(19時終了予定)
場所:在日本韓国YMCA 9階国際ホール(JR御茶ノ水駅徒歩9分)   
資料代:800円
主催:ミーダーン<パレスチナ・対話のための広場>
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占領地の現実の状況のあまりの酷さを前にすると、パレスチナ人抵抗運動のあり方を問うことに躊躇を感じることがある。しかし、抵抗の側の内部は決して一色ではなく、命ずる者と命じられる者の間には権力関係が存在する。故ヤーセル・アラファートは、抵抗運動のなかで叩き上げられた英雄でありつつ、強力な権力を手にした独裁者だった。彼がイニシアティブをとった抵抗運動、そしてパレスチナ国家樹立を掲げた外交戦略は、パレスチナにとって何であったのか。その問いはまた、支援・連帯する人間にとっての権力観を逆照射するだろう。