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お星さまのレール(1993)満州棄民

アニメ映画 76分 制作:マッドハウス 配給:協同組合全国映画センター 公開:1993/07/10
監督:平田敏夫 演出:滑川悟 企画:鹿本鬼助 原作:小林千登勢「お星さまのレール」(金の星社) 脚本:浦畑達彦、朝倉秀雄 音楽:坂田晃一
声の出演:
鷹森淑乃
田中秀幸
潘恵子
坂本千夏
【解説】女優の小林千登勢が戦時中の体験を著した同題のジュブナイルを原作とする長編劇場用アニメ。1940年。満州にほど近い街で暮らす元気な5歳の少女チコ(千登勢)ちゃんは石炭会社に勤めるお父さん、優しいお母さん、妹のミコちゃんそして女中のお花ちゃんとともに幸せな毎日を過ごしていた。だがチコたち日本人家族を戦争の暗い影が覆い始める。赤いランドセルを楽しみに学校へ行こうと考えていたチコの願いは遠くに捨て去られ、彼女は兵隊と同じ茶色のランドセルを背負うことに。戦争の影響で、それまで仲の良かった異国の友だちとも離れ離れになるチコだった……。

あらすじ(キネ旬):

一九四〇年、朝鮮の北、満州にほど近い鴨緑江河口の街・新義州に父・和彦、優しい母・益子、妹のミコ、そしてお手伝いのお花と幸福に暮らしていた五歳の少女チコ。だが憧れの赤いランドセルは禁止され、父が兵隊に駆り出されるなど、戦争の影は徐々に忍び寄ってきた。一家は祖父母の住む平壌へ。さらにミコが腸チフスにかかり亡くなり、お花は不注意でチコを傷つけたばかりに解雇されたりと不幸は続く。やがて戦争が終わった。ソ連軍が進駐するなか、チコの一家は他の日本人と共に貨物列車に身を隠し日本への逃避行を図る。数々の苦労の末チコたちは無事国境を越えるのだった。