zames_makiのブログ

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オリバー・ストーン氏の講演から印象に残った事

NHKでの全10回のドキュメンタリー番組そして原水禁や新外交イニシアチブでの講演、NHKでのまとめ番組でのお話(文責はブログ主)オリバー・ストーン氏の言っている事はまったくその通りだと思う。原爆投下の事情など既に知っていた事だが、やはり今我々日本人に必要なのは、アメリカを離れ、平和のために発言し、戦うことだろう。
残念ながら「アメリカは帝国主義国家だ」(世界中に武力による覇権と経済的支配を求める方針、それをアメリカに与えられた天賦のものとする認識)という主張は正しかった。大手マスコミが非現実的な反米主義者と扱ったベネゼエラのチャペス大統領や一部左翼の言っていたことが真実だった事を意味する。真剣に考えるべきことだ。

原水禁世界大会2013年8月8日長崎より、YouTubeにて)
日本の首相でただ一人も倫理的に核兵器廃絶を訴えた人はいない
最近訴えようとしてオバマに首になった首相がいるだけだ
・日本はいつまでアメリカへの従属を続けるのか?
第二次世界大戦で日本と同様に負けたドイツはそうではない、アメリカから距離を取っている
オバマアメリカがやっているのは冷戦期にソ連を実際以上に危険視し、危機をあおったのを中国相手にやっている事だ
日本は今世界第4位の軍事大国であり、アメリカの兵器を買うお得意だ
尖閣諸島は小さな島で争う価値はない、より心配なのはこれを契機に日本の右傾化が進むことだ
・どうすべきか?怒ることだ。戦うことだ。

(新外交イニシアチブ発足シンポジウム、2013年8月11日)
http://www.youtube.com/watch?v=m1ZDw585UiQ
・語られないアメリカ史はアメリカでもけして秘密だった訳ではない、大マスコミで扱われないという事だ
アメリカでも戦争が忘れられている、若者への世論調査ベトナム戦争は正しかったとの答えが50%になっている
・日本は自国の侵略や残酷行為を認めていないように見える、それは先行き暗い行為だ
・日本人はまず中国に謝罪したらどうか、そうした事が必要だ



藤原帰一氏の話)
外交政策アメリカ全従属(自民党)又は全反対(共産党)ではない、アメリカが強いからこそ様々な選択肢があるのが普通だ、日本にはまともな外交政策がなかった
日本人は戦争について民間人の死だけを語り、自国兵士の死や相手国の兵士、相手国民間人の死を語らない。それをもって戦争反対としている根拠薄弱だ、戦争に関する記憶はアメリカや中国は正しくないが、日本も正しくない。
日本人は核廃絶を実現不可能な形でのみ語ってきた、その一方現実の安全保障関係では核の傘に頼る形から戦後まったく変えようとしてこなかった
・日本人(市民団体)は核兵器が減らない事を前提に核廃絶を訴えている。彼らは核廃絶後にどう安全保障を行うかまったく語らない。これでは何も進まない。
・(議論)私はストーン氏の意見に全面的には賛成ではない、日本はアメリカの政策に反対しないが全従属ではなくできるだけサボってきた。例えば貿易問題だ。これは従来。
・今日本では日中紛争でアメリカを戦争に巻き込む側になり、もっとやれと促す側になったと認識する。つまりストーン氏の認識よるもっと深刻だという事だ
鳩山首相は日米の関係者により酷く潰された、しかしアメリカ非従属は現実的な政策だ