zames_makiのブログ

はてなダイアリーより移行

今日以下のブログに書いたコメント、後で消します。
はてなダイアリーdongfang99の日記「社民党のひどさは弁護しようがない」
http://d.hatena.ne.jp/dongfang99/20100531/1275316263
追記:なぜこんな長文のコメントをしたかといえば基地問題を解決したいから、社民党民主党川内議員の示しているグアム移設が最も現実的案だと知ってほしいからだ。なぜそれが現実的かは例えばQAB開局15周年報道特番『どうなる普天間移設?〜朝まで徹底生激論〜』(http://d.hatena.ne.jp/zames_maki/20100514)などを聞けばわかるし、2段目に少し書いた。私はこの討論だけでなくその論者の講演なども聴いているからもっと説明できるわけだ。
また余計な憶測回避のために書くが、2009年選挙では私は枝野幸男を支持した(http://d.hatena.ne.jp/zames_maki/20090315)。

こんにちわ、あなたは社民党が大変お嫌いなようですが、何も知らないまま、ただの偏見で書いているのが哀れなのでコメントします。

社民党が−グアムに移転するために−努力を水面下でしてきたのだろうか(dongfang99)
 ネットではこうした疑問を散見しますが、社民党は連立与党として正式にグアム案を出し努力しており、あなたがそれを知らないだけです。
 また鳩山政権の内部で閣僚が何をやっていたか明らかでないのでそう思うかもしれませんが今回の罷免で福島党首が経緯を語っています。福島氏は閣僚として何回も鳩山首相と議論しており、それによれば
1鳩山氏自身は当初は県外、国外を目指していた
2にもかかわらず外務・防衛の官僚はそれに応じて努力することはなかった
32009年末や2010年初頭に辺野古で決まりそうになった時期があり福島氏は鳩山氏に強く反対しそれは流れた
4福島氏や社民党は代替地をグアムにするという案を2010年に入ってから正式に検討委員会に出しており、鳩山氏にも十分説明している
5この案は上記で書いたように十分現実的な案である
6しかし鳩山氏は2010年4月以降急激に辺野古移設に傾き今回に至った
7対して福島氏は(1)5月末に結論を出すことにこだわるべきでない(2)辺野古案には強行に反対する、という態度で臨んだ

鳩山政権では普天間移設は平野官房長官が統率する検討委員会が独占的に検討を行っており、福島氏は連立与党として案を出し、出てきた結論について協議するしか出来ない仕組みになっている。これらを考えれば社民党及び福島氏の普天間問題への対処は100点とは言えぬまでも十分に努力したと評価すべきでしょう。


社民党がこの問題に−筋を通している」のは、沖縄県民の反基地世論と−いわゆる「教条左翼」しか支持基盤がないから(dongfang99)
 簡単に言ってあなたの偏見丸出しですね、そしてなんとも愚かな思考としか言いようがありません。なぜなら
(1)沖縄県では今や社民党議員に限らず国会議員全てが基地反対の姿勢となっており、基地反対の世論に訴えるのは政治として当たり前でしょう。実際鳩山氏はそうした訳です。また基地反対が80%近くの県民に支持されているなら、それに応じた政策を実現するのが「民主主義」です。あなたの意見は民主主義を否定しろと言っているとしか思えません。
(2)社民党支持者が「教条左翼」だというのは簡単に言えば間違いでしょう。なぜなら社民党の2009年のマニフェストを読めばわかるがその主張は民主党と大差ないからです。あなたが何も知らないまま、「その」ように思い込んでいるだけでしょう。
 また社民党支持者に新自由主義より労働者の生活優先の考え方の方が多いのはその通りだと思いますが、社民党がそれに答える行動をしてなぜ批判されなければならいのですか?支持者の要求に応える政策実現に努力するのは政党として当たり前の事です。

 よい例が、日本最大の右翼組織「日本会議」を強固な支持者にもつ自民党が、憲法9条撤廃や天皇の元首化に努力するのと全く同じです。安倍政権など末期の自民党は閣僚の8割は「日本会儀」の構成員で彼らはまさに右翼団体の意向に沿うように動いていた訳です。今や全マスコミがおかしくなっており、こうした状況をまったく報じてないかったからあなたは知らないのでしょう。

社民党の行動は政党として正しい、あなたがそれを批判するのは単に嫌いだからという「個人的感情」であり、しかもそれは「偏見」や「誤った政治的知識」に基づいているように思えます。


社民党外交問題を語ると外交通・軍事通が軽蔑した顔つきで鼻で笑うという風景は一向に変わっていない(dongfang99)
 ・・・・これはとても面白い意見です。あなたが視聴者としてあまりに愚かだということをよく示しているからです。
 日米安保を機軸として軍事力行使を正面から肯定したい自民党が、日米安保の縮小と外交による解決を旨とする社民党に対し、毛嫌いするのは当たり前の事です。主張が大きく異なるから嫌うだけです。それを「鼻で笑う」部分だけを取り上げてその主張の優劣や正否を判断しようとしているのですから、なんと思考能力の低い人でしょう。

◆要は社民党自民党タカ派の知識人では外交問題で正面から対立する場合が多いから、社民党は相手から冷淡な態度を受ける、ただそれだけの事です。逆に社民党の側から言えば、そうした鼻で笑う人はよっぽど自分の主張に自信がないのだと感じているでしょう。自民党タカ派の人はなぜそのように「あせる」のでしょう?それはその主張に根拠が薄いからだと感じます。


>(外交問題社民党は)実際素人目にも説得力がない(dongfang99)
 あなたが安全保障に関しての知識がないからそう思うのは仕方がないが、実際には社民党の話すやり方で国際関係は動いています。社民党の押す紛争解決方法とは「外交」であり、実際に戦後半世紀以上日本は「外交」で国際問題を解決してきました。日本は自衛隊を持っていてもそれを示威行動に使った事はなく、日米安保を根拠にアメリカ軍が日本の防衛のために出動した事もありません。日本は実際には外交問題の基本姿勢では社民党の考え方に沿って動いてきたというべきでしょう。

 他国の脅威を声高に言い軍事重視を要求する自民党タカ派の知識人がいかに現実と遊離しているかは冷戦崩壊後いよいよ明らかになってきたというべきでしょう。即ち日本と中国との密接な経済関係であり、北朝鮮の戦争能力の低さです。今や日本に対する侵略戦争などありえません。こうした事が素人目にも明らかなので、自民党タカ派の知識人は目をむいて声高に叫ぶのでしょうね「中国の脅威が!」と。そのなんとむなしい事よ。

普天間問題に関し社民党の案は現実的なのか

以下は別の場所に書いたもの

>福島党首に聞きたい。実現可能な案とは?
余計な事かもしれないが、代わって答えてあげましょう、
社民党普天間基地移設問題への解決策は「代替地はグアム・テニアンとしアメリカ政府と交渉せよ」でしょう。

大手マスコミが報じないから仕方ないが、実は米軍自身が沖縄の海兵隊をグアムへ移転させつつあり、日本政府はそれに巨額の金を出している。
政府は移転する海兵隊員がどれだけの規模かアメリカに「聞こうとしない」(!)が米軍がアメリカ国民に公開している環境影響評価書(公式資料)によれば、普天間の部隊については司令部だけでなく、ほぼ全てであり、残るのは基地営繕部隊だけと思われる。
これは宜野湾市長が8000ページにわたる報告書を丹念に読んで公に説明していることだ。ビデオニュースドットコムやCSの朝日ニュースターなど非大手メディアでは報じられているし、その説明資料は宜野湾市のHPで公開されている。
参考=マル激スペシャルウィークin沖縄
http://www.videonews.com/on-demand/461470/001388.php

だから普天間基地はグアムへもって行く、あるいは普天間基地は撤去せよという主張は、米軍再編計画という事実に基づいた至極普通の意見にすぎない。これが社民党および民主党の川内議員の言っていることだ。

ではなぜ鳩山や大手メディアはそれを取り上げないのか?理由は従来の利権構造を壊したくない防衛・外務の官僚の民主党政治家の包囲と、対米従属(アメリカ様には一言も主張してはならない)に染まったマスコミ・一部学者などが、それを問題外として無視するからだと推測されている。
 これらは私の勝手な推測ではなく、シンポジウムなどで識者が公に述べていることだ。
参考=沖縄タイムス社シンポジウム「なぜ沖縄か?〜日米同盟を問う」など
http://d.hatena.ne.jp/zames_maki/20100529