政府批判する番組には経団連はスポンサーしない
以下のニュースから、政府批判をする朝のワイドショー(*1)には経団連に属するような日本の大企業はスポンサーしないと、トヨタの奥田取締役が言った。奥田氏は政府の経済関係の諮問会議の座長を務めており、これが経済界の見方であり、これが政府を動かしていると読める。
奥田氏は「ワイドショーのスポンサーはパチンコ屋とかサウナとかうどん屋」と述べており、そうした中小企業は、政府に本当の意見を伝える企業家ではないと言っている訳だ。そうした会社は同時に経団連のメンバーではない。
これが問題なのは、公開の場での発言なのに彼らの意思で即座にこの発言が削除されたこと、勝手に操作(削除)するのは許されない行為であり、こうした行為の積み重ねが関係性を分からなくさせ、責任を隠すことにつながる。
奥田発言に遺憾を表明、議事録から削除される(@グリーンベルト2009/01/27)
http://www.adcircle.co.jp/greenbelt/news/contents/2974.html
政府の「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」の座長を務める奥田碩トヨタ自動車取締役相談役が昨年11月12日に開かれたマスコミ公開の会合の場で、テレビワイドショーの執拗な厚労省たたきは目に余るとして不快感を示したのに乗じて「ああゆう番組のスポンサーは大きな会社じゃない。パチンコ屋とかサウナとかうどん屋とか…」と不用意な発言をしていた問題で全日遊連は、余暇進とPCSAのパーラー2団体と連名で発言の撤回を求める文書を作成。12月5日に内閣官房の厚労省担当の参事官に提出し、当日の議事録から問題の発言が削除されていたことがわかった。1月22日に開かれた全日遊連の定例会見で報告された。
12月5日に内閣官房を訪れた全日遊連の西事務局長は当日の会見で、「応対に出た参事官から奥田座長も言い過ぎたと反省しているとの説明を受けた。また実際に内閣官房のホームページも確認し、当日の議事録から問題の発言が削除されていることも確認した」と報告した。