zames_makiのブログ

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夏ドキュ55!!「NNNドキュメント」大鑑賞会

2008年8月12日(火)〜31日(日)上映スケジュール
http://www.ntv.co.jp/shiodome/event/2008jamboree/nnndoc_04.html
テーマ:戦争と命 上映日:8/15(金)

11:20 戦場からのラブレター 〜 728枚のいのちの記録 〜
戦場から妻に宛てた728枚の絵手紙。描いたのは前田美千雄(享年31)、画家になる夢を叶えぬまま戦地に散った。妻・高澤絹子さんは戦後50年を機に各地で絵手紙展を開いてきたが、心臓病を患い、全ての絵手紙を美術館に預けることにした。しかし、その梱包を終えた2002年の秋、絹子さんはたった一人83歳の生涯を閉じた。若者の夢と夫婦の強い絆を打ち砕いた戦争の悲惨。728枚の絵手紙は、平和の大切さを伝える。ナレーター:原田美枝子(2003年 テレビ金沢

17:00 チンチン電車と女学生 〜 2003・夏・ヒロシマ
広島は世界最大の路面電車の町。130台が1日10万人を運ぶ。58年前、原爆投下からわずか3日後に、路面電車は運転を再開。町に響いたチンチン電車の音は市民に生きる勇気を与えた。そして被爆を逃れた650型は今も広島の町を走る。当時、被爆の瞬間まで電車を運転し続けた女学生と歴史を残そうと動くOB。そして、この夏誕生する女性運転士。路面電車に託した様々な思いを軸に、戦後58年を迎えた広島の"記憶"を伝える。 ナレーター:吉永小百合(2003年 広島テレビ

13:00 妻が見た戦場特派員 〜 橋田信介という生き方 〜
生と死が交錯する戦場で、人々の営みを追い続けてきた橋田信介さん(61)が非業の死を遂げた。「夫は戦場ばかり歩いていた。夫も私も覚悟はできている」そう語る妻の幸子さん。彼女はベトナム戦争下、空爆にさらされながら人々の日常をカメラで追う橋田さんの人柄に惹かれ結婚を決意した。家族を愛し、人々を愛しながら逝った橋田さん。戦争とは、夫が求め続けていた真実とは・・・。妻の視点で戦場特派員の足跡をたどる。ナレーター:小山茉美(2004年 福岡放送)

14:00 ヒロシマグラウンド・ゼロ 〜CGでよみがえる8月6日〜
原爆炸裂の瞬間、破壊された町…。被爆60年を迎える広島でCGによる町並みの復元が行われている。田邊雅昭さん(67)の自宅は、産業奨励館(現原爆ドーム)の東隣。田邊少年は疎開先で命拾いしたが、両親と弟を失った。深い悲しみと米国への憎しみ。ある日、田邊さんは原爆ドームを背に無邪気にピースをする修学旅行生を目にする。その姿に被爆の実相が風化したと痛感、町並み再現を思い立った。元住人からの聞き取り調査。しかし被爆者にとっては当時を思い出すとても辛い作業だった。 ナレーター:玉川紗己子(2005年 広島テレビ

18:00 俺は母ちゃんを殺した
「母は静かに目をつむり、両手を胸の前に合わせた。私は静かに、右人差し指を引き金にかける。母ちゃん許してください…」500枚の原稿用紙に綴られた生々しい記録がある。広島に原爆を投下したエノラ・ゲイが飛び立ったテニアン島。この島で最愛の母を自らの手で殺めた男性がいる。二瓶寅吉さん(78)。当時17歳だった彼はなぜ母の命を奪ったのか。60年間封印してきた想いを、今なぜ語るのか。二瓶さんは今年テニアン島に降り立った。生涯消えない重荷を背負った男が、命の重さを問う。 ナレーター:槇 大輔(2005年 日本テレビ

16:00 ピカがうつる… 〜女性被爆者と空白の10年〜
2007年、広島の被爆者団体が“空白の10年アンケート”を始めた。被爆者の組織が出来たのは終戦から11年後。それまでは支援もなく放置され、最も苦しい時代だったという。団体の坪井理事長も被爆者同士の結婚を反対され心中を図った経験を持つ。ある女性は結婚して子どもが出来ないと「被爆者だから」と言われ、妊娠したら姑に「障害のある子を産むな」と言われた。人類史上初の被爆者の証言を通し「ピカがうつる」と言われた空白の10年の差別や苦しみの歴史を描きたい。ナレーター:槇 大輔(2007年 広島テレビ