zames_makiのブログ

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浜辺の女

2008年02月08日(金) 19時00分 開場:上映20分前
浜辺の女』(アメリカ/1946年/71分/35ミリ/モノクロ/オリジナル英語版・仏語字幕付き)
監督:ジャン・ルノワール、出演:ジョーン・ベネット、チャールズ・ビックフォード、ロバート・ライアン
スコット・バーネット中尉は、警備艇が魚雷攻撃を受けた際の精神的ショックから立ち直れずにいた。ある日、スコットは海辺で若い女に出会う。その女は失明した著名な画家トム・バトラーの妻ペギーだった。スコットは彼女を強く愛するようになる。彼女から夫婦の話を聞かされたスコットは、夫が彼女を自分に引きつけておきたいために盲目を装っているのではと考え、岩場に連れ出して危ない目に遭わせたりした。スコットはトムとペギーが憎しみ合いながらも強く結ばれていることを知った。だがトッドは自分の絵のために妻がいるのではと猜疑心にかられ、絵を燃やしてしまう。

浜辺の女』は、孤独の悲劇という主題を扱うには、理想的な題材を提供していた。物語は、それこそ空っぽの、完全に抽象風の背景の中で進行した。(ジャン・ルノワール
浜辺の女』の3人の俳優たち、彼らはまるで動物のようだ。抑えられた性的欲望が朦朧と漂っているジャングルの中を彷徨っている獣のようである。(ジャック・リヴェット