zames_makiのブログ

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純愛JUN-AI(2007)中国残留婦人

中共同映画 公開:2007.08.06 蒋欽民/? 原作:小林桂子 監督:蒋欽民ジャン・チンミン(Jiang Qingmin) 音楽:黄永燦(ウォン・ウィンツァン Wong Wing Tsan) 主題歌:「INORI」ATSUSHI(EXILE)
出演:小林桂子(残留婦人:愛、敗戦後中国人に世話になる日本人の娘)
YASUTAKA(沢村俊介、愛の弟)
彭博ポン・ボー Pong Bou(萬山龍、愛が世話になる家の男)
張少華チャン・シャオホワ Zhang Shaohua(萬山龍の母)
川津祐介(老年の俊介)
諏訪太朗満州開拓団団長)波岡一喜関東軍小隊長)
http://www.jun-ai.jp/theater.html

理想の教育を目指して、満州に渡った小学校教諭の俊介と保健婦の愛は、太平洋戦争の終結を迎え、多くの開拓団民と一緒に中国に置き去りにされる。結婚式の途中で爆撃に遭い、命からがら逃げてきたふたりは、山龍とその母が住む農村にたどり着く。ふたりを日本人だと知った山龍は怒りをあらわにする。 俊介は、とっさに愛を姉だと偽る。「殺して恨みを晴らそう」という村人たちに、山龍の母は、「私の夫は日本人兵に殺された。 泣きはらした私は目が見えなくなった。 日本人に恨みを一番持っている私だ。 でも、このふたりは軍人じゃない。許してあげよう」と、かばう。ふたりの山龍家での生活が始まった。 村人から白い目で見られながら、山仕事と家事を手伝う俊介と愛。 日本人に憎悪をもっていた山龍も徐々に心を許し始める。


 ある日、村で難産の出産がある。 助産婦の経験もある愛は、無事に子供を出産させ、村人から受け入れられるようになる。山龍が愛に好意を寄せていることを感じた俊介は、冬を前に、日本に帰ることを愛に提案する。 二人は、山を降り、汽車に飛び乗るが、そこには抗日軍が銃を構えて乗っていた。身の危険を感じた俊介は、愛に危害が及ばぬように、愛の手を離す。 汽車から振り落とされた愛の耳に、銃声がひびく…。気を失った愛を助けたのは山龍だった。 愛は悲しみを胸の奥にしまいこみ、山龍と母との3人の新しい生活を始めるが、その時、愛のおなかには俊介の血をうけつぐ新しい命が宿っていた。ある日、山龍の家が盗賊に襲われる。 大怪我をさせられた山龍の母は、愛に「お腹の子が生き抜くことが何よりも大切だよ」と言い、愛に赤い布を渡す。 「私はこの服を着てこの村に嫁いできた。 愛が着たら、村一番の花嫁だよ」。 そう言い残すと、山龍の母は息を引き取った。 悲しい別れだった。愛は、山龍の母の意図を汲み取り、墓前で初めて、山龍の母のことを「お母さん」と呼んだ。


 山龍は、愛への想いを胸にしまい、「お腹の子供の父親にしてほしい」と告げる。 そして、愛は、中国の大地で、生まれてくる子供と共に生きる決心をする。産まれてきた娘は、桂花と名づけられ、親子としての幸せな生活が始まる。そして、3年の月日が流れたある日、愛と山龍と桂花の前に、思いもよらない出来事が・・・・。

上映 銀座シネパトス2

9月8日〜14日(8、9日は舞台挨拶あり)
1回目 13時40分〜
2回目 16時00分〜
3回目 18時20分〜