zames_makiのブログ

はてなダイアリーより移行

6/4以下のブログに書いたコメント。備忘録のため。
haigujin:普天間問題/閣僚福島大臣罷免の変−社民党福島党首の怠慢
http://d.hatena.ne.jp/haigujin/20100530/1275181968#c

こんにちわ。お返事が遅れて失礼しました。さてお返事は3点です。

(1)あなたはこの問題のきちんとした情報取得ができていませんね

>万一、基地撤去が完全にできたとして、
>防衛論が提示てきていない
>国防問題をどう具体的に納得させるか(haigujin)
あなたは、社民党普天間の問題への解決案が内容なしと書いたが、それは間違いです。それは米軍再編計画による米軍自身による沖縄海兵隊のグアムへの移設計画を知った上での実際的な提案です。また、それは普天間基地問題に関する提案であり、在日米軍基地全てに対する議論ではありませんし、更に日米安保そのものに関するものでもありません。
 あなたは。この問題について何も情報を得ず、ただ自分の従来の先入観と問題意識で社民党を批判しているようですね。もっと正しく情報を得てください。

 そして、昔はいざ知らず現在基地問題については大手マスコミが伝えない「重要な事実」が識者により指摘されています。もしその事実が日本全体に知られていれば「基地は海外に移設せよ」との世論が圧倒的になり、鳩山氏もその世論を受けて、アメリカと交渉していたでしょう。しかし大手マスコミが伝えないため、あなたも含めて国民は知らず、事実が隠蔽されている。それが最大かつ根本的な問題だと思います。


(2)あなたが社民党の基地の海外移設の提案を「イデオロギー的」と決め付けつているのは上記の事実を知らない愚かさ故です。

 上記に続いて再度書けば、あなたの
>空っぽなのは−この問題を実務的に(イデオロギー的ではない)解決するプログラムをもつていない(haigujin)

は完全な間違いです。社民党のグアム・サイパンへの移設案は、米軍再編計画による移設の可能性に基づいている実務的な提案でしょう。それをイデオロギー的と見なすのは、簡単に言えば先入観による偏見でしょう。あなたは社民党の行動はすべてイデオロギーだと先入観で決め付けている訳です。


(3)北朝鮮・中国脅威論に踊るあなたは哀れです。

 国際関係と安全保障問題の事実や常識部分を知らずに、あなたはただマスコミの警告だけに踊らされている訳です。その責任はマスコミや自民党民主党政治家に帰するべきであり周辺的存在である社民党に求めるのは相手が違っています。
>基地撤去の後、ではその空白地帯に対する国民の漠然とした不安感
>他国の領海侵犯や小競り合いに対して、安心できる説得的提案(haigujin)
 少なくとも連立内閣の一員としての社民党の立場は、「他国との紛争は外交で(即ち話し合いで)解決する、これまで戦後全ての場合これで問題は解決してきている。もしも他国が攻めてくるという戦後初めての緊急事態がおきたら自衛隊で対抗する」でしょう。

 そして、日本では安全保障問題が正面から議論されていないのがあなたの困惑や不満の根本原因でしょう。即ち「中国は脅威なのか?」「北朝鮮は攻撃してくるのか?」「在日米軍がいないと日本の防衛力はどれだけ落ちるのか?」「他国からの侵略戦争はどういう状況でおこりうるか?」などが政治家により正面から議論されていません。また対立する立場の識者による公の場での大きな議論もないと思います。

 今日本にあるのは中国や北朝鮮の脅威を煽る根拠のないマスコミの報道と、日米安保(日米同盟がないと日本は他国に侵略されるという、自民党主流派の宣伝(主張)だけです。これでは国民の間に曖昧な形で不安感が漂い続けるのは当然です。これをなくすには社民党が一人で説明してもだめで、国会の場での正面からの大きな議論必要です。なぜなら「中国は脅威なのか?」などどの一つの題目をとっても各論者(各政治家)に大きな認識の違いがあり、事実認識から初めて真面目に議論をしないと、観客である国民の側には主張の比較さえできない状態だからです。


あなたは社民党を応援したいようですが今の書きようでは贔屓の引き倒しでしょう。デモが好きならすればよい、しかし政治家や政党は基本的には議論で問題を喚起し解決すべきです。そして日本のマスコミの問題は日本全体の問題であり社民党は被害者であってこそ、責任はないと思います。