zames_makiのブログ

はてなダイアリーより移行

アメリカは辺野古移転しか認めないと歪曲報道するメディア

以下は普天間基地移設問題では日本の新聞がいかにアメリカの手先になって歪曲報道をしているかの例。事例は普天間移設問題に関して社民党福島党首(辺野古移設に反対)がアメリカの下院外交委員会のファレオマバエンガ小委員長と会談した際に、ファレオマバエンガ氏が鳩山政権の意向に理解を示し普天間基地辺野古以外への移転に前向きな姿勢を示したというニュース。


このニュースを朝日、読売、産経、共同通信は伝えておらず、更に伝えた毎日、日経、時事通信は会見は報じたが肝心のファレオマバエンガ氏の見解は割愛した。結局鳩山政権の方針に理解を示したファレオマバエンガ氏のニュースは沖縄タイムズにしか掲載されていない。これらを並べて眺めると朝日・読売など大手新聞になるほど(又産経・日経などは)、実際にとった取材結果からアメリカの利益を優先した記事を作成する「アメリカの手先度」が高い結果になっている。すなわち朝日などの大手は事実の存在自体を伝えず、毎日は存在は伝えても肝心な部分を割愛する。これは各新聞の編集に際しての各メディアの姿勢の差のなのであろう。


(注:これはヤメ蚊ブログ記事「普天間移転問題・怒りの追撃シリーズ第7弾〜下院委員長は日本の政策変更を理解したが、報道しないのか! 2010年1月11日」に賛同しより広めたいための記事です)

沖縄タイムズ(2010年1月10日)

「県民感情が一番大事」米議会幹部 政策再検討も理解
 アジア視察中の米国下院外交委員会アジア太平洋・地球環境小委員会のエニ・ファレオマバエガ委員長らが10日来日し、米軍普天間飛行場移設問題について、社民党福島瑞穂党首らと東京都内のホテルで会談した。ファレオマバエガ氏は米政府の代表としての会談ではないとした上で「(普天間問題は)環境やジュゴンのこともあるが、一番大事なのは県民の感情だ」との認識を示した。
 会談後に会見したファレオマバエガ氏は、日本政府が新たな移設先を検討している状況について「政権交代によって国家の政策を再検討するのは当然のことだ」と理解を示した
 会談では社民党世論調査などをもとに、県民の多くが県外・国外移設を望んでいると説明。党としてグアム移設を考えていることも伝えた。
 福島党首はファレオマバエガ氏が県民の感情を重視するべきと認識を示したことについて「辺野古移設とは違う道の選択は十分ありうるということだと受け取った」との考えを示した

時事通信(2010年1月10日)

沖縄県民の感情が大事」=米下院議員が社民・福島党首に
 社民党福島瑞穂党首(消費者・少子化担当相)は10日、米下院外交委員会アジア太平洋地球環境小委員会のファレオマバエンガ委員長(民主党)と都内で会談し、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設問題について意見交換した。
 席上、福島氏は「沖縄県民は県外・国外移設を望んでおり、社民党はグアム(への移設)が一番と考えている。ぜひ委員会などで取り上げてほしい」と要請。これに対し、同委員長は「沖縄県民の感情が一番大事だ」と応じた。
 会談後、同委員長は記者団に「政権交代を受けて政策を再検討するのは日本の権利だ」とも語った。会談には日系のマイク・ホンダ下院議員(民主党)らも同席した。

毎日新聞(2010年1月10日)

社民・福島党首:普天間移設で米議員と会談
 社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は10日、米下院外交委員会アジア太平洋・地球環境小委員会のファレオマバエンガ委員長(民主党)と東京都内で会談し、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設問題について意見交換した。福島氏は「沖縄の世論は県外移設を求めている」と伝え、ファレオマバエンガ氏は「沖縄の人々の気持ちが大事だ」と応じた

日本経済新聞(2010年1月10日)

社民・福島党首、米下院委員長に普天間県外移設を主張
 社民党福島瑞穂党首は10日、米下院外交委員会のアジア太平洋・地球環境小委員会のファレオマバエンガ小委員長と都内で会談し、米軍普天間基地の県外・国外移設の必要性を主張した。委員長は「沖縄県民の感情が一番大事だ」と応じたが、会談後の記者会見では「交渉は鳩山由紀夫首相とオバマ大統領の間で行うべき内容なので、それを見守る」と述べるにとどめた

(上記はmojimoji氏の「普天間基地県内移設に合理性は皆無」http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20100109/p1)に刺激されて書いたものです。またid:raijinさんのいような方にも是非読んでほしいものです。