zames_makiのブログ

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或る女(1942)澁谷実

(95分・16mm・白黒)
’42(松竹大船)おしげ(監)澁谷實(脚)池田忠雄、津路嘉郎(撮)森田俊保(美)濱田辰雄(音)安部威(出)佐野周二、河村黎吉、齋藤達雄、徳大寺伸木暮実千代、文谷千代子、伏見信子、坂本武、忍節子
当時の戦況など社会的背景が極力控えめに描かれ、数々の辛苦を乗り越えてゆく逞しい女・おしげの生き様に焦点が当てられている。流転する彼女の運命が、渋谷の演出と絹代の演技力により自然な形で描かれ、そのリアルさが評価された。
=芝居小屋の下働きの女の苦労話。特に戦争は関係ない。冒頭の場面にもどる演出は面白い。売れ筋の若い役者に恋した主人公はつくすが役者は芝居小屋と主人公を捨てて別の小屋に出て結婚する。主人公は失意のうちに田舎の兄の下に戻って働き、金持ちの娘の小間使いとしてよく働くが娘が死んで元にもどる。河村黎吉ふんする芝居の呼び出しがゆすりにきたり、口舌流暢なのが印象的、再び芝居小屋の下働きに戻り、落ちぶれた昔の役者に金を渡そうとするが女に断られる。
 駄作に近い。

28 10/23(金) 1:00pm 11/8(日) 5:00pm