zames_makiのブログ

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竹中平蔵の小泉構造改革擁護の有り様(ある種のテレビショーとして)

小泉純一郎と組んで日本社会を疲弊させる誤った改革を行った竹中平蔵は2009年5月現在、今も少しも自分の過ちを認めていない。彼らの改革への否定は、麻生(お馬鹿)太郎が首相になった頃に決定的になり、それがまちがいだったという認識は日本社会特に、政治関係では決定的だ。しかしテレビの討論では、竹中氏にほんの少しでも過ちを認めさせた人を私は未だ見た事がない。

2009年5月24日の「サンデープロジェクト」での加藤氏とのガチンコ討論でも竹中平蔵は健在だった。この番組での竹中氏への糾弾討論は3回目ですが、今回が一番竹中氏の分が悪かったのが面白かった。(過去2回は金子勝慶応大教授、亀井静香氏)勿論3回とも細かい内容や、発言数、声の大きさでは竹中氏の方が勝っている、しかし細かい内容などわからない私のような視聴者(それが大多数だと思うが)には、そんな中味より議論の雰囲気の方が大事だったろう。
 そして今回の対決相手である自民党の加藤氏が、始めから細かい内容を捨て、「竹中は経済しか見ず、日本社会が疲弊したのを見ていない、竹中にとっての日本とは大企業が儲かる事に過ぎない」と言ったのは判りやすくて、視聴者にはウケたと思う。これは討論最後に感想を聞かれた若い女子アナの答えでも感じられました。

既に社会的には「竹中平蔵の敗北」として結論のでている小泉構造改革の是非の問題ですが、ある種のテレビショーとして見ると面白いものだ。