zames_makiのブログ

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鳩山VS麻生、党首討論で勝つために必要なこと(天木氏ブログより)

 日本の政治状況を鋭く見つめている天木直人氏のブログがいい事を書いているのでクリップする。鳩山由起夫代表には是非この線で、正々堂々、議論で麻生を打ち負かして欲しいものだ。そうする事でテレビが中継し、全てのメディアが取り上げるこのイベントで、真面目に政策内容を議論することの大事さを日本全体に広めることになると思う。

 今までの国会討論では麻生氏はほんの少しも政策議論には近づかないようにしてきたように見える。彼は込み入った話に近づきそうになると、「私はこれでいいと思っている」「きちんとやると承知している」「見解の相違だ」という自分の建前言葉で議論から逃げてしまう。議論を聞いている立場からすると、本当のところは麻生は野党の主張の方が正しいと思っており、議論をすれば必ず負けるからのようにしか見えない。

 確かに麻生氏からすれば、それらの言葉はその通りかもしれない。そして結局議論で完全な敗北さえしなければ数の論理で、自分の政策(予算案や法案)を通すことは可能なのだから政治とはそういうものなのかもしれない。

 しかし、いい加減にそれもお終わりだろう。今のままなら自民党の敗北は決定的だし、国民やメディアは注視しているのだから、麻生が挽回を企てて党首討論の場を利用し何かをしようとするのは必然だろう。天木直人氏の書く通り鳩山氏が完璧に麻生を打ちのめす事を期待する。



天木直人ブログ「党首討論と鳩山民主党代表がこころすべきこと」2009年05月21日
http://www.amakiblog.com/archives/2009/05/21/
以下はブログ記者が共感した部分を抜粋、この提案の結末は5/27にでる。

党首討論麻生首相が鳩山民主党代表を攻撃する事は二つある。(1)代表を辞めたからといって小沢問題についての国民への説明責任は果たせていない、(2)日米同盟に疑念を抱かせるような民主党の安全保障政策で日本を守れるのか、この二つである。


 鳩山首相はこの二つの攻撃から逃げてはいけない。曖昧な返答をしてはいけない。堂々と迎え撃つのだ。

 (1)小沢問題については−第三者委員会への小沢代表代行の出席を約し、第三者委員会の報告をまって説明責任を果たすと公言し、政治資金規正法違反の説明責任は歴代の自民党議員にこそ最大の責任がある事を、過去の具体例をつぶさにあげて、訴えるのだ。小沢一郎は第三者委員会へ出席し、従来の立場を説明すればいいだけの話だ。それさえも小沢が逃げるようではだめだ。(略)


 (2)日米同盟に対する対応は−単純明快に答えればいい。米国との関係は重要だ。それを堅持する。しかし自公政権のような対米従属では国のためにならない。国民の為にならない。これでいい。国民の支持を得て自主・自立の外交を進めることを米国が理解しないはずはない、戦後63年間維持してきた日米同盟は、そんなことで壊れるほどもろいものではない、と一蹴すればいいのだ。

 左翼は自民も民主も同じだといって批判する。しかし自主・自立外交と対米全面服従外交では天と地の開きがある。

 護憲派は鳩山民主党改憲派だと批判する。これにつては、「今は改憲どころではない。鳩山民主党であるかぎり改憲は行なわない」、と明言すればいいだけの話だ。