zames_makiのブログ

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ダボス会議でのガザ攻撃に関する議論はどう報道するべきなのか(なぜプロパガンダなのか)

(1)メディアはイスラエル寄り
 イスラエルのガザ攻撃をどう報道するかは、メディアの公正さを図る大きなテーマだ。特別な注意や背景知識なしに見ている圧倒的多数の視聴者にとっては、メディアの報道姿勢がガザで起きている事を規定してしまうからだ。
 ある程度の知識と中東関係者の意見をわきまえて報道を眺めれば、日本も含めて欧米のメディアは実は圧倒的にイスラエル寄りなのに気づくだろう。そこでは紛争の原因は常にガザを「武力支配」*1した「イスラム原理主義組織」*2ハマスによる「ロケット弾攻撃」*3であるとされる。

 「オリエンタリズム」などの著作で有名なパレスチナ人学者E.サイードはそれをプロパガンダと呼んでいる。欧米メディアが事実を伝えずイスラエルの立場だけを視聴者に刷り込んでいるという事だ。以下の事例は、ガザの攻撃自体の報道ではないが、その表れの1つの例だろう。



(2)ダボス会議議論の報道でどこが偏りなのか
 2009年1月29日スイスのダボスで行われたいわゆるダボス会議ではイスラエルによるガザ攻撃も議論された。NHKは1月30日の「きょうの世界」で20分程度をさいてこれを詳しく報じた。その番組と以下の報道によれば、議論の様子は以下だ。
 出席者は、エルドアン・トルコ首相、ペレス・イスラエル大統領、アラブ連盟事務総長、潘基文国連事務総長の4人で司会者が発言を仕切る形。議論テーマはガザ攻撃がまま。まず潘国連事務総長がガザ攻撃の酷さを語り、アラブ連盟事務総長も同様、トルコ首相も同様、ついてイスラエル大統領が25分にわたり悪いのはハマスのロケット弾攻撃だとするイスラエルの主張を述べた。このイスラエル大統領の演説に対し会場から広く拍手が上がった。
 トルコ首相はこれに反論すべくメモを取って用意していたが、司会者は時間切れを理由に発言機会を与えようとしなかった。しかしトルコ首相が1分だけとひつこく要求し、40秒間でイスラエルを「人を殺している」「人殺しに拍手するのか?」と激しく非難し、会場から控えめな拍手があった。司会者は1分たっていないのに終わりに入った。トルコ首相は怒ってそのまま退席し、退席途中でアラブ連盟事務総長と握手を交わした。
 NHKのテレビでは議論途中か否かは不明だったが、新聞記事をあわせると4人に対しこの後も他のテーマで議論が予定されていたのに、トルコ首相が退席したことが新聞記事の大きなネタとなっているようだ。従って少なくともガザ攻撃に関する議論でトルコ首相が途中で退席した訳ではない。


以下の日本語の新聞報道内容からわかる「偏り」は、その内容の力点が
 「トルコ首相が途中で退席するほど怒った」
にあり、当事者の議論内容自体は報道の焦点にはなっていない事だ。つまりそこではイスラエルが「悪いのはハマスだ」「国連が攻撃されたのは仕方のないことだ」「占領なんて問題ではない」と言う事が現実と異なる、悪い事だという視点はまったくない
 この報道姿勢は報道内容としてもおかしい、議論の様子では出席者のうちエルドアン・トルコ首相、アラブ連盟事務総長、潘基文国連事務総長はいずれもイスラエルの攻撃を批判する内容を話している訳であり、なぜメディアはその内容を伝えないのだろうか?記事で伝えている批判内容は「イスラエルはたくさん人を殺している」だけであり、これではなぜトルコ首相が怒ったのか、議論の内容はまったくわからない。
 こうした記事を書いた記者は当然、広河隆一氏や酒井啓子氏らパレスチナ問題専門家の「問題は占領にある」という解説を読んでいるはずだろう(弊ブログ2009年1月23日を参照ください)、しかしまったくそれらは反映されていない。その理由は、アメリカの主導する欧米各国の姿勢が、イスラエル寄りだから、という事としか考えられない。それは非常に政治的な偏った報道というべきだ。


そのおかしな報道の中で特におかしいのはNHKで、NHKニュースはこの事件を
 「イスラエルとアラブの根深い対立」
という神話的(現実を反映していない日本人の思い込みにすぎないもの)なネタに変換している。これは同じNHK番組の「きょうの世界」とも一致しておらず、このニュース原稿を書いたNHK担当者が自分の神話への思い込みからこうした変な放送原稿を書いたのだろう。これが間違いなのはすでにAFP通信の記事で、事件の後トルコ首相とイスラエル大統領が電話で話しあい和解をしていることでもわかろう。



(3)村上春樹エルサレム賞受賞について
村上春樹イスラエルのくれる文学賞を受賞し拒否もしておらず授与される事が決まっているらしい。mojimoji氏は村上春樹氏が何かをいう事を期待しているが私はこれに悲観的だ。なぜならそれ以前に日本のメディアの状況が悲観的だから。もし村上春樹が何かを言っても一般論で「戦争はイスラエルの乗り越えるべき試練だ」位の曖昧な事しか言わないと思う。しかしそれは即ちプロパガンダというべきだろう。そこで起きるのはイスラエルの行った行為については直接は何も言わないという意味での宣伝行為だからだ。以下は某所コメント欄に書いたもの。

こんにちわ。
文学と政治には関係があるのだ!と、知らない人に訴えるよい記事ですね。ただ漏れ伝え聞く村上春樹のスタンスを聞けば、無力感にとらわれますが...
村上春樹に期待するところは全くありません。政治的な発言は、前便の通り何度も聞いています。左翼嫌いの輩です。八鍬さんが提唱されたように、作品のボイコットの方が彼に対する攻撃として有効であると考えます。他に更に有効な方法がないものか、考えます。」(http://list.jca.apc.org/public/aml/2009-January/023259.html

もちろん、小説、マンガなどの文芸作品、映画などの娯楽、スポーツなどは、もちろん政治と切り離せないですね。
その前提でおそらく村上春樹は特別に何も発言せずそのまま賞を受け取るのではないでしょうか。しかし、その行為自体がとても「政治的」ですね。皆さんにはこれに気が付いて欲しい!今このような機会で村上春樹という有名人がパレスチナについて何も発言しない事が「とても政治的」な事に気がついて欲しいものです。


村上春樹パレスチナに関し何も発言しないことがどんな事か考えてください。それは沈黙によってイスラエルによる虐殺が「当たり前の事」となってしまうことですね。それはパレスチナで1300人が虐殺され(圧倒的な軍事力で一方的に殺され)ても、まるで日常の通常事態のように扱い黙ること、それを人類全体として問題視しないという事です。

考えてみましょう、あなたの目の前で多くの人が自分に責任もなく、あるいは殺す側の一方的な理由で殺された時、殺した者に理由を詰問しそれを裁かない事が、人間としてどんなに不自然かという事です。それを問わないという事は結局、「日本政府の立場に従うという政治性」「アメリカに従うという政治性」「現実主義という名で虐殺を正当化する政治性」でしょう。


村上春樹自身はそれに気づいていると思います。であるから尚更彼は何も発言しないと思う。彼は自分が結局この事件では「体制」を支持してしまうという自分の政治性を自覚しているように思うから。すなわち村上春樹は沈黙することが自分が政治的にとるべき正しい行為だと認識しているように思います。

文学が政治から無縁ではないという事はそういう事、黙っている事も一つの行為だという事でしょう。今村上春樹氏の置かれた状態で沈黙する・何も表明しないとは、政治と無関係さを保つ事とは「異なる」という事ですね。そしてそれは程度の差はあれこの問題に関心をもつ全ての人間にあてはまる事ではないでしょうか?



−−−(以下は各社の報道内容、読売・朝日は取り上げていない)−−


トルコ首相が勝手に怒る(共同通信 2009/01/30)

トルコ首相、ダボスにもう来ない イスラエルと応酬
 【ダボス(スイス東部)30日共同】トルコのエルドアン首相とイスラエルのペレス大統領が29日、世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃をめぐり、国連の潘基文事務総長の面前で激しくやり合う一幕があった。エルドアン氏は「二度とダボス会議には来ない」と捨てぜりふを残して会場を後にした。
 ペレス氏が「(ガザを支配するイスラム原理主義組織)ハマスによってイスラエルでたくさんの人が命を落とした」などと、約25分間にわたって攻撃の正当性を主張。エルドアン氏が「1分、時間をくれ」と、討議を終了しようとしていた司会者を制止し「人殺しをしているのはイスラエルだ」などと激しい口調で反撃した。トルコは人口の99%がイスラム教徒で、国内で激しいイスラエル批判が起きている。

イスラエルアラブ諸国の対立の根深さだけが際立つ(NHKニュース 2009年1月30日)

ダボス会議 ガザ問題で応酬
 スイスで開かれている世界経済フォーラムの年次総会、いわゆる「ダボス会議」で、パレスチナ情勢について討論が行われましたが、イスラエル軍によるガザ地区への攻撃をめぐってイスラエルイスラム諸国が激しい非難の応酬を繰り広げ、対立の根深さが際立つものとなりました。

 討論では、イスラエル軍によるガザ地区への攻撃でおよそ1300人が死亡したことについて、アラブ連盟のムーサ事務局長が「パレスチナ人民に対する虐殺行為だ」と、激しく非難しました。これに対し、イスラエルのペレス大統領は「イスラム原理主義組織ハマスが、ガザ地区から連日ロケット弾を撃ち込んできたことへの対抗措置で、悲劇を引き起こしたのはイスラエルではなくハマスだ」と強く反論しました。このあと、停戦の調停にも当たったトルコのエルドアン首相が、ペレス大統領に対し「必死で反論するのはやましい気持ちがあるからだ。あなた方は人々を殺した。亡くなった子どもの姿が忘れられない」などと強く非難し、席を立ちました。討論は、中東和平に積極的な姿勢を示すアメリカのオバマ政権の発足を受け、いかに混乱を収拾し和平を目指すかがテーマでしたが、結果としてイスラエルイスラム諸国の対立の根深さだけが際立つものに終わりました。

トルコ首相が怒って途中退席、その後和解(AFP通信 2009年01月30日)

「もう来ない」、トルコ首相がダボス会議を途中退席 ガザ攻撃めぐり応酬
【1月30日 AFP】スイス・ダボス(Davos)で29日開かれた世界経済フォーラム(World Economic Forum)の年次総会(ダボス会議)で、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)へのイスラエル軍の攻撃をめぐる討論の最中に、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相がイスラエルシモン・ペレス(Shimon Peres)大統領と激しい口論となった末、「ダボスには2度と来ない」と捨てぜりふを残して途中退席するハプニングがあった。

 エルドアン首相は、ガザ地区イスラム原理主義組織ハマスHamas)に対する攻撃を弁護したペレス大統領の演説に、会場の政府関係者や企業重役らが拍手したことを非難。イスラエルガザ地区に「野蛮な」行為をはたらいたと強く批判した。

 しかし、司会者が時間切れを理由にエルドアン首相の発言を遮ったため、ペレス大統領には25分の発言時間が与えられたのに自分には12分しか与えられなかったと抗議。「発言を認められなかったから、2度とダボス会議には来ない」と宣言して、潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)国連(UN)事務総長や他の出席者の前を横切って、会場を後にした。

 ペレス大統領はガザ攻撃について、ハマスイスラエルにロケット弾など数千発を撃ち込んだことで、イスラエルが攻撃せざるを得ない状況に追いやられたとして、「ガザの悲劇は、イスラエルの責任ではなく、ハマスの責任だ。ハマスは独裁体制を生み出した。非常に危険だ」などと主張。さらに、エルドアン首相を指さして、(トルコの首都)イスタンブール(Istanbul)がロケット弾攻撃の標的となったならば、トルコも同様の行動を取っただろうと述べた。

 トルコのアナトリア(Anatolia)通信は、エルドアン首相とペレス大統領が会議終了後に電話会談し、ペレス大統領が謝罪したと伝えた。またエルドアン首相も同日夜、ダボス会議への今後の出席について再検討する可能性もあると述べている。

 トルコはイスラエルと国交を持つ数少ないイスラム国家で、エルドアン首相は中東情勢の調停役として役割を模索してきた。イスラエルがガザ攻撃に踏み切る直前に、イスラエルとシリアの仲裁に乗り出しており、これに対するユダヤ人団体からの非難に対しては、「わたしは首相就任初日に、反ユダヤ主義が人道に対する罪であると述べたし、それ以前からそう主張している」と反論している。

アラブや会場はトルコ首相を支持(フジテレビFNN - 2009年1月29日)

ダボス会議で発言を遮られたトルコの首相が激怒、途中退席するハプニング
 スイスで開かれている「ダボス会議」で、トルコの首相が激怒し、途中退席するハプニングがあった。トルコのエルドアン首相は「もう二度とダボスには来ません。発言させてくれないからです。イスラエルの大統領は、わたしの倍しゃべったじゃないですか」と述べた。捨てぜりふを残して退席しようとしているのは、トルコのエルドアン首相。
 彼の行動をたたえるように、アラブ連盟の事務総長が握手を求めた
エルドアン首相は、ガザ攻撃をめぐって、イスラエルのペレス大統領と激しく討論した。司会に発言を遮られたため、激怒のあまり、「ダボスには二度と来ない」と言い残して会場をあとにした。

トルコ首相がイスラエルに異議をはさんで一方的に退席(CNN Japan - 2009年1月30日)

トルコ首相、ガザ問題でイスラエル大統領と激しい応酬 ダボス
スイス・ダボス(CNN) ダボスで開かれている世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の討論会で29日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの侵攻でペレス同国大統領とエルドアン・トルコ首相が激しい応酬を交わし、最後には首相が壇上から一方的に去る事態となった。

首相はこの際、司会者が発言の時間配分で不公平な方法を取ったとして、「参加者に話をさせないのは不公平だ。ダボスには二度と来ない」との捨てぜりふを残し、会場を去った。トルコはイスラム教徒が多数派の国で、討論会での首相の態度を支持する数千人が30日、空港に詰め掛け、パレスチナ旗などを掲げながら帰国の首相を出迎えた。

エルドアン首相は空港での会見で「私の発言は、イスラエル国民にではなく、同政府に向けられたものだ」とも指摘した。

討論会でペレス大統領は、イスラエルは平和を尊重し、ガザ侵攻の責任はパレスチナ強硬派ハマスにあると主張。エルドアン首相が異議をはさむと、司会者が制し、時間がないと発言の機会を与えなかったという。

首相は、発言の時間をもらえるまで司会者の腕を軽くたたき、最後に1分間が与えられた。首相はこの中で、ペレス氏に対し「声を大きくしてしゃべるのは心理的に負い目があるからだろう」と切り出し、「イスラエルは殺人を知しつしている。いかにして海岸の子供を殺害するのかも知っている」と述べた後、会場を立ち去っていた。

この際、ペレス大統領は発言の時間で優遇されたと司会者を批判。「彼には25分やり、私には12分だった。正しいことではない」ともいさめていた。

トルコ首相は「反論を封じられて」怒る(時事通信2009/01/30)

「もう戻ってこない」=ダボス会議で途中退席−トルコ首相
 【ダボス29日時事】「わたしに発言させないなら、ダボスには戻ってこない」−。29日に開かれた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の討議に参加したトルコのエルドアン首相は、同席したペレス・イスラエル大統領の発言への反論を遮られたことに激高、捨てぜりふを残して討議の場を途中退席した。
 このハプニングが起きたのは、パレスチナ自治区ガザをめぐる討議中。同首相は、イスラエルイスラム原理主義組織ハマスの双方に自制を促した国連の潘基文事務総長に続き、10分間ほど発言し、イスラエルによるガザ攻撃を「過剰な武力行使だ」などと痛烈に批判した。
 討議ではその後、ペレス大統領がハマス批判を中心にした反論を20分以上にわたって展開。大統領発言を隣で聞いたトルコ首相は、メモを取りながら反論を準備し、討議の締めくくりで改めて発言しようとしたが、司会者から討議時間を超過したことを理由に発言を遮られた。

司会者がさえぎったのでトルコ首相が怒って退席(毎日新聞 2009年1月31日)

イスラエル:ガザ衝突「ダボスの陣」 トルコ首相が激高
 【ダボス(スイス)澤田克己】世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席しているトルコのエルドアン首相が29日、パレスチナ自治区ガザ情勢をめぐる分科会で、ガザに軍事侵攻したイスラエルのペレス大統領を激しく非難し、興奮のあまり途中退席する一幕があった。

 分科会では、国連の潘基文(バンギムン)事務総長がガザの現状に強い懸念を表明。エルドアン首相はイスラエルのガザ攻撃を批判した。続くペレス大統領は、ガザ攻撃を正当化する主張を約25分間にわたって展開。これに激高したエルドアン首相が「あなたたち(イスラエル)が人々を殺したんだ」と反論を始めたところ、司会者が発言をさえぎったため、「発言させてもらえないのなら、もうダボスには来ない」と言い残して席を立った。

トルコ首相が非難して退席(日本経済新聞 - 2009/01/31)

ダボス会議パレスチナで激しい舌戦 トルコ首相「怒り」の退席
 【ダボス(スイス東部)=岐部秀光】29日夜に開いた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)のパレスチナを巡る討論で、トルコのエルドアン首相がイスラエルのペレス大統領と激しい舌戦を繰り広げ、怒りのあまり舞台から途中退席する一幕があった。

 ペレス大統領はイスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの軍事侵攻について、イスラム原理主義組織ハマスによるロケット攻撃が「そもそもの原因」と指摘した。これに対しエルドアン首相は「あなたは人を大勢殺している」と非難。司会者が会議の終了時間のため首相の発言を遮ろうとすると「もうダボスには来ない」と言って席を後にした。

*1:実際にはハマスは民主的な選挙で選ばれている

*2:この形容詞はパレスチナは宗教的な誤った動機でイスラエルを攻撃しているように印象づけている、まるでアルカイダのように

*3:今回のガザ攻撃はイスラエルの計画的な進攻でありロケット弾攻撃はその表向きの理由でしかない、そもそも誰がロケット弾攻撃をしているかわからないし、それで何人死んだのか?少なくとも今回のイスラエルの攻撃が始まる6ヶ月前までには0であったことを朝日新聞は報じている