アメリカの戦争と映画

○Green Zone (2009) (post-production)
監督：ポール・グリーングラス
A thriller about a pair of CIA agents on the trail of certain Weapons of Mass Destruction and a foreign correspondent following their mission. Inspired by Imperial Life in the Emerald City.
＝最高にリアルなイラク戦争映画、実際にセットで作り帰還兵のアドバイスで製作。

○Ｏ・ストーン作「Ｗ」George Bushの伝記映画 2008年１０月公開、ベトナム戦争を嫌がって父親の言うことを聞いたブッシュを自分のありえた分身として親しみをもって描くストーン。

○リダクテッド：真実映像を編集でカットしちゃうこと、2006年おきた米兵のイラク少女レイプ殺人事件を１年後にで映画化。
HTNETで放送を前提に低予算で制作。ネットを利用、デパルマが使命感を持って制作。ベトナム戦争でのレイプ事件「カジュアリテーズ」と同じ事をアメリカ人はやっているという怒り・批判。イラクの兵士は全員カメラを持っておりYouTubeなどにアップしている。そこには自分が殺す映像なども含む。アメリカの戦争報道はベトナム戦争時に最もオープンであり、イラク戦争では死体など報道されない。しかしネットにより多く見られる。

○（ブッシュの戦争歴史）
２００１．１　ブッシュ大統領当選
２００１．９　９・１１勃発
２００１．１０　アフガニスタン戦争
２００３．３　イラク戦争開始
２００３．４　バクダット陥落
2003年　パラマウント社長：大統領選挙前、反共和党的映画３本、「ステップフォードの妻」中産階級が共和党に洗脳される「クライストオブアメリカ」、軍産複合体「マンチュリアンキャンデッド」のリメイク＝赤狩りはアメリカの共産化、共和党のメディア支配、こけて辞任、＝まだ早かった
２００４．４　アブグレイ部刑務所虐待発覚、
２００４．１０　大量破壊兵器なしの報告書、選挙時にこれを知っていた人は半分以下
２００４．１１　ブッシュ再選
２００５．８　カトリーナ＝転機と言われている。
下院選挙でブッシュは敗色明らか
２００８．１１　次期大統領選
・・・アメリカ人はイラク戦争の失敗より金がないのでブッシュ支持が下がった。（町山）

○米の全国メディア＝メインメディア：CBS、NBC、FOX,NYT,WPT、これを日常的に見るアメリカ人は２０％。従って日本人の知る世界の常識を多くのアメリカ人は知らない。一方、右翼的なFOXTVは視聴率トップ、その７０％はイラクが９・１１の犯人だと未だにしている盲目者であり右翼的な人が右翼的なTVを見ている（町山）