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『21世紀のグローバル・ファシズム』出版記念シンポジウム

木村朗・前田朗編 『21世紀のグローバル・ファシズム侵略戦争と暗黒社会を許さないために― 』
http://www.kobunsha.co.jp/sinkan.html

日時:2014年1月19日(日)
午後2時〜5時(開場 午後1時半) 
場所:港区勤労福祉会館・第一洋室(東京都港区芝5丁目18番2号)JR山手線、京浜東北線田町駅西口(三田口)徒歩5分・地下鉄浅草線三田線三田駅A7出 口 徒歩1分
参加費:500円
発言者

主催:グローバル・ファシズム研究会

趣旨:特定秘密保 護法だけではありません。安倍政権のもとで、集団的自衛権の解釈変更や国防軍創設の憲法「改正」が狙われ、他方で領土問題やヘイト・スピーチなど偏狭なナショナリズムの煽動が急ピッチです。こうした動きがあらゆる分野に広がってきています。民主主義からファシズムへの 「不可逆点」を越えつつある今の日本。
 戦後日本の 歩みを振り返り、今どのような時代に生きているのかを検証し、何をなすべきか、危機克服に向けた課題と方策を模索するための開かれた議論が求められています。

本:21世紀のグローバル・ファシズム 侵略戦争と暗黒社会を許さないために

・発売日:2013年12月
・著者/編集:木村朗, 前田朗
・出版社:耕文社(大阪)2,100円(税込)

目次

序章 グローバル・ファシズムは静かに舞い降りる(前田朗

第1部 ファシズム到来の前兆
1 監視する権力、監視されたがる民衆(斎藤貴男
2 「管理・監視ファシズム」到来の危機(熊野直樹)
3 有事法は戦争憲法への準備だった(上原公子)
4 戦前の報道と現代の報道の相似形(高田昌幸
5 裁判員制度を廃止しよう(高山俊吉
6 虚構に追い立てられる現代欧米社会(童子丸開)
7 「虚偽は暴力の母」─ハシズムとナチズム(木戸衛一)

第2部 戦争とテロの時代
1 安倍政権と新アジア・モンロー派の台頭(纐纈厚)
2 戦前の日本と現代日本との軍備状況・翼賛体制の比較(前田哲男
3 朝鮮半島問題―忍び寄るファシズムの影(浅井基文)
4 韓国保守政権下民主主義の危機−在日韓国人「スパイ」捏造事件(李署京)
5 シリア内戦から見た米国軍事政策の本質(成澤宗男)
6 中東イスラム世界から退潮する米国の影響力(宮田律)
7 「沖縄戦再来前夜」の危機に直面した沖縄(石原昌家)
8 領土ナショナリズム煽る体制補完物の大手メディア(岡田充) 

第3部 民衆の抵抗と平和・人権論
1 日本国憲法の平和的生存権─戦争と暴力に抗する手段として(清水雅彦)
2 広がる政治弾圧と刑事司法─裁判所の問題(下地真樹
3 「慰安婦」問題と歴史修正主義(西野瑠美子)
4 植民地支配・強制連行と朝鮮人被爆者(郄實康稔)
5 沈黙は許されない:ヘイトクライムにどう対するのか(辛淑玉
6 東アジアでファシズムは復活するのか、継続しているのか(徐勝)

終章 忍び寄るグローバル・ファシズムの危機─戦争前夜の時代状況に抗して(木村朗)