zames_makiのブログ

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戦場体験・百人展PARTⅡ

日時:2013年7月12日(金)〜15日(祝・月)
9時半〜17時(初日は12時半から)
場所:浅草公会堂 1F展示ホール(地下鉄浅草駅 1番・3番出口 徒歩5分)
入場無料
主催:戦場体験放映保存の会

【展示内容】

・証言パネル(15のテーマについて約百名)
・当時の写真、書類、新聞など
・当時の物品(飛行服、軍装各種、飯ごう、発信機、砲隊鏡など)
・体験者による記憶の絵画(シベリア抑留、フィリピン、ビルマ

語らずに死ねるか:ミニ証言会

イベント開催期間中は、多くの元兵士が説明員として会場に立ち、展示物の説明にあたります。また各日程で毎日会場でミニ証言会を行います。

  • 12日 13時半〜黒田千代吉さん(中国)、15時半〜今西久雄さん(ビルマ
  • 13日 11時〜藤原重人さん(中国)、13時半〜関利雄さん(隼操縦士)、15時半〜加藤正寿さん(シベリア抑留)
  • 14日 13時半〜猪熊得郎さん(少年兵、シベリア抑留)、15時半〜山崎つとむさん(旧満州
  • 15日 13時半〜安田誠さん(フィリピン)、15時半〜中島裕さん(シベリア抑留)
  • 13日〜15日には瀬戸山定さんによる発信機を使ったデモがあります

企画意図:

 あの大戦に動員された日本軍兵士789万人(敗戦時の動員数、なお当時の総人口約7200万)、戦場での戦没者240万人(うち軍人軍属210万人)、帰国できたのは310万人。さらにアジアの戦争犠牲者は1700万など諸説あります。
あの戦争は未曾有の総力戦であり、国民の全生活をもって戦った戦争でありました。
 召集令状がくればすぐさま職場を離れ、戦地に赴くことが当たり前だった戦時下の社会。今自分が戦いに出なければと親を振り切って志願した少年兵。人の尊厳を剥ぎ取る新兵教育への恨み、戦場の高揚と狂乱、絶望。体験した人にしか分からないあの戦争の実態があります。
 だからこそ、あの時代を体験した一人ひとりの話を、未来を生きる若い世代のために残しておかねばなりません。遠く過ぎ去った悲惨な過去として切り捨てるのではなく、あの時代を広く考えてもらうためにこの体験を知って欲しいと思います。
 折しも参議院選挙を迎えた今、日本の敗戦から続いてきた従来の価値観が大きく揺らいでいます。総力戦に敗れた後、日本人は何を乗り越えようとしてきたのか。そしてこれからどこを目指すのか。今の社会の原点であるあの戦争の時代を今一度振り返り、未来に何を伝えていきたいのか、一緒に考える機会にしたいと思います。

戦場体験史料館・電子版 http://www.jvvap.jp/
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