zames_makiのブログ

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銀の鈴(2009)対馬丸事件

題名:銀の鈴対馬丸より、今を生きる君たちへ〜 製作:映画「銀の鈴」製作委員会・劇団ARK 戯曲の映画化 公開:2009年5月
公式HP=http://www.ginnosuzu.com/
=沖縄からの疎開船「対馬丸」の撃沈事件を描く実写映画。市民主導による自主制作映画。
監督・脚本:斎藤勝 撮影:前田昌彦 編集:木下隆之 作曲演奏:照野貴子
後援:対馬丸記念館、(財)対馬丸記念会

出演:

今野哲治(渡瀬:國民学校訓導):本土生まれ沖縄に移住。子供 たちに疎開を奨励。疎開児童の死で軍国教育に疑いを持つ、沖縄戦でさらに反対へ。
中村梨那(アキコ:渡瀬の妹)対馬丸に引率として乗船、生き残る。疎開学童とともに疎開先へ。
長尾明依(当麻:國民学校訓導)女性訓導、渡瀬と対立するが密かに渡瀬を慕う。
杼麻司由(渡名喜:國民学校校長)
木村知貴(大河内中尉)
肱岡拓朗(竹原:訓導)渡瀬の友人
福本一友(上原:訓導)
伊庭みずほ(大城:訓導)

岡崎優羽(良一)疎開児童
吉岡みずき(文子)良一の妹、疎開児童
右田隆(仲里)良一の父
西口綺更(海と呼ばれる少女)遭難のショックで口がきけなくなった児童
植嶋佳奈(キミコ)文子の友、疎開児童、救出される
松林明季(ミチコ)アキコの友人

あらすじ:

昭和19年7月、サイパン陥落。米軍沖縄上陸必至と判断した日本軍部は、老人・女性・学童ら非戦闘員10万人の疎開沖縄県へ要請した。決戦に備えて10万人の兵隊を沖縄に上陸させたためである。しかし海の危険をそれとなく知っていた県民は疎開に消極的だった。本土から沖縄の国民学校に転任してきた訓導(教師)、渡瀬は大河内中尉から「軍艦による疎開」と知らされ疎開を奨励。渡瀬の妹であるアキコは海の危険を知りながら引率に志願する。当初、子供たちの親はわが子を本土に送るのをためらっていた。渡瀬の教え子である良一と文子の父も同様であった。しかし渡瀬の説得に応じ、航海の安全を信じて、2人を疎開させることを了承する。渡瀬が思いを寄せる当真訓導も引率に志願。多くの子供たちもそれに従った。
 8月21日炎天下の中、疎開は開始された。だが、沖縄から本土に向かう船は軍艦では
なく「対馬丸」という巨大な輸送船であった。8月22日の夜。「対馬丸」は米潜水艦の攻撃を受け、1788人の命とともに波間に消えていった。救助された数名の学童とアキコたちには緘口令がしかれ対馬丸撃沈の事実は隠された。沖縄に残った渡瀬は当真やアキコから何も連絡がないことに苛立つ。そこへ、対馬丸に乗った良一が帰ってきた。何も言おうとしない良一。しかし彼の持つお守りはすべてを物語っていた。そのお守りこそ航海の安全を祈願した渡瀬が当真に手渡したお守りだったのである。アキコとともに生き残り、本土へ送られた子供たちの中に、沈没のショックで喋ることができない少女がいた。名前がないと一緒に疎開できないため、子どもたちは少女に「海」という名前をつけた。
 沖縄で対馬丸を想い苦しむ渡瀬や良一に、疎開先で耐え続けるアキコや子供たちに、戦争は呵責なく押し寄せる。沖縄は戦場のるつぼと化し、疎開先でも空襲が迫る…「生き残ってからが、本当の戦争だった」

上映 映画『銀の鈴』東京上映会

日時:7/30(土) 13:00/15:00/17:00
 7/31(日) 13:00/15:00
場所:松濤アクターズギムナジウム B1「OMEGA TOKYO」(JR荻窪駅西口南側出口より徒歩7分 ※JR荻窪駅の西口南側出口に出る。線路を右に見ながら、線路から離れずに地図通り歩く)
内容:映画『銀の鈴』上映、毎回、舞台挨拶あり、監督、中村梨那ほか
料金:1000円
主催:劇団ARK