銀の鈴（2009）

制作：映画「銀の鈴」制作委員会 公開：2009年
公式HP：http://www.ginnosuzu.com/
＝沖縄からの疎開船「対馬丸」の撃沈事件を描く実写映画。市民主導による自主制作映画。
あらすじ：太平洋戦争末期、沖縄戦を目前にした日本軍部は、沖縄から戦力にならない子供や女性たちを島外へ疎開させることにし、学校訓導の渡瀬は疎開を奨励していた。しかし、沖縄から本土へ向かう航路はこれまでにも何隻かの船が米軍により撃沈させられていた。渡瀬の妹のアキコは危険な疎開に反対したが、疎開の指揮を執る大河内中尉を信じて疎開を決意。そして「対馬丸」には渡瀬の教え子たちのほか、渡瀬が想いをよせる訓導の当真も乗り込むことになった。そして船は運命の 8月22日を迎えることになる…。
　数名の学童と訓導は救助され秘密裏に疎開先へ送られ、厳しい軍事教練や生き残ってもなお戦争に翻弄されていく。一方渡瀬は、沖縄戦を体験しながら自身の教育理念がガラガラと崩れ去り終戦を迎える。荒野の歌声、かつての教え子たちとの再会によって渡瀬は再び子供たちに教える決心をする。その時、数名の助かった子供たちはふるさと沖縄を目指していた。