参考：右翼はNHK討論番組をどう見たか

下記は平河総合戦略研究所を主催する真性右翼奥山篤信氏（同理事）のNHK討論番組への感想だ。奥山氏は自国軍による軍事的安定を理想とし、日米同盟破棄、平和憲法廃止、強力な日本軍をつくりたい様子とみられる。面白いのはNHK番組ではタカ派とみなされた田中均氏や櫻井よしこ氏、ネットウヨクの関心対象外のマイケル・グリーンも批判されること、極右から見れば、右派は日和見的なのだろう。
◆奥山篤信：衆愚とはこのことだ！ＮＨＫ総合「日本のこれから」「いま考えよう　日米同盟」（抜粋）
http://www.melma.com/backnumber_133212_4791284/

　昨夜ＮＨＫの頭書の番組を観た。僕は専門家だけの討論かと思っていたら、そこらのつまらない私的日常性（ミーイズム）を語りこんな議論に参加する資格のない「市民」、まるで一坪地主のような「プロ市民」、シナや朝鮮の諜報員のような反米屋、しかもこの連中のマナーも弁えない品性のなさで、一時間半聴きたくもないつまらない雑音を聞かされた。（中略）

予想通りマイケル・グリーンは柔軟な顔をしながら、自分は一生懸命日本の味方の面構えで、日米同盟への理解を求めていたが、内心はあくなきアメリカの野望に日本を巻き込もうとするものであることは明らかである。

田中均は寺島と東アジア云々の同じようなわけのわからないことを羅列し、日米同盟基軸なのだがムニャムニャ官僚的なその場のごまかしの綺麗ごとだけを言っている。この人物は基本的にシナを脅威と考えていないことがそもそも問題である。（略）

姜尚中は血税で成り立つ日本の最高学府で反日を売り物にする偽善者の典型だ（略）とにかくこの男は日本をかき回すことに存在の意義を自負している。何故こんな男をこの日本人の問題に出席させるのかＮＨＫの意図に怒りを感じる。

植木千可子はこういうのが当たり障りのない左右陣営のどちらにも害のない、その実内容は何もない大学教授の典型だろう。誰のためにも役にたたないから今後来なくて良いよ！

孫崎享は持論、それはアメリカの世界戦略に巻き込まれ、本来の日本国土の防衛の範囲が拡大されていくことに懸念である。（略）

櫻井よしこは日米同盟が普天間によって信頼関係の喪失など大きな影響を与える不安や日米同盟の安定こそがシナという覇権国の存在での抑止力となりアジアの安定に資するなどと述べた。猛烈なプロ市民の野次をなだめながら堂々とした議論ぶりである。

（略）櫻井を含めて、要するに日本はアメリカの属国であることに恥ずかしげもなく刷り込まれていることに気がついていないことである。つまり現実に日本が晒されている問題で、もし怒らせればアメリカに見放されるという恐れである。これはまさに妾根性であり、いつまでたっても自分の国は自分で血を流しても守るという自主防衛の意思が欠落しているのである。（略）

それに櫻井を除いてシナの脅威の認識が全くないことである。冷戦終結してシナの脅威が最も基本的問題であるのに・・・経済の相互リンクで回避できるなど絵空事である。シナはビジネス・モラルなどなくいざという時に政治にリンクさせ、工場長を拉致監禁するなど台湾の例をみても明らかであろうが・・・冷戦より現在のほうが余程シナは危険なのである。（略）