セレベス（1944）記録映画

◇セレベス：海軍報道班員の報告 記録版　日本映画社　公開：1944.07.27 177分　15巻　白黒
構成・監督・語り：秋元憲 撮影：小倉金彌、吉田勝亮、本間金資、前田実ほか　音楽：大木正夫
…この映画は新たに日本の占領地となったセレベス島がどのような土地であり、その土地に住む人々の様子や習俗などを内地に紹介することを目的として、大本営海軍報道部の監修の下に製作されました。ほぼ1年掛りでセレベスの様々を記録した本作は1944年7月27日に一般公開され、好評を博しました。川崎市市民ミュージアムでは2004年に、監督秋元憲氏氏の息子秋元翼（たすく）氏より本作の可燃性プリントの寄贈を受け、この程ようやく不燃化作業が終わり上映の運びとなりました。
…1942年1月11日、日本海軍はオランダ領セレベス島（現インドネシア領スラウェシ島）の要衝メナドに落下傘部隊による奇襲攻撃を敢行しました。翌月9日には中心都市マカッサルに上陸、そして3月には民政部が設置され、セレベスはボルネオなどと共に日本海軍の管轄による占領地となったのです。
→2010年1月川崎市市民ミュージアムで上映

特別上映　長篇記録映画『セレベス』

2010年1月9日（土）10日（日）11日（月・祝）13:30〜
入場料：600円
会場：川崎市民ミュージアム・映像ホール