鳩山・小沢氏の政治資金の問題についての国民の声

　第一。鳩山首相に対する税務当局の処分は甘いがそれでよい。鳩山氏が少なくとも賄賂をとって利権を図っている訳でないのだから、税金さえ払えば問題ない。

　第二。鳩山首相の母親からの資金供給の問題は、確かに脱税だが、あとで税金を支払えばとりあえず問題はない。それより実際に利益がありながら多額の税金を払っていないパチンコ業者など恒常的に脱税している自営業をなんとかしろ。

　第三。小沢幹事長の政治資金問題については、疑惑が数々あるかもしれないが検察がはっきりさせればいい事だ。もう国会で議論する段階ではない。

　第四。政治資金規正法に違反する虚偽報告があれば解明すべきだが、どんな不正があるかが重要だ。いくら「天の声」と言っても明らかにならないものはどうしようもない。それより自民党の利権はどうなのか？それを扱わない事こそ「法の下の平等」に反している。

　第五。政党助成金の流れに関する疑惑は、確かに政党助成金を個人の資産のすることは許せない事だが現在の制度では仕方がない。これは、国会で議論すべきことで小沢一郎の事件をいくら騒いでも仕方のない事だ。

　第六。鳩山首相と小沢幹事長の事務所の政治資金規正法違反容疑について、民主党内で議論すべきである。しかしどちらも大きな犯罪ではない以上、企業・団体からの献金禁止という改革で十分だろう。そしてこの改革は相当大きな改革だ。