zames_makiのブログ

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向山の夕焼け(?)朝鮮映画

あらすじ:
主人公は山の中で軍隊の任務に従事する兵士。あるとき、彼は汽車に轢かれそうになった子供を救って重傷を負った女性を病院に護送して助ける。病院で名前を聞かれた彼は、自分は何もしていないと言い、”子供を救ったあなたに敬礼、一兵士より”という書置きを残して立ち去る。
 女性は彼のことが忘れられなくなり、結婚を考えるようになる。しかし彼は自分は何もしていないと言って、山に残って祖国を守り、国を発展させて人民の幸せを実現するために軍隊の任務を続ける。生物学の研究者として都会で生活してきた彼女は、女性の幸福とは?家族の幸福とは?と自問自答しながら彼との結婚で悩む。彼女は決意して、山の中で任務を遂行する彼を尋ね、二人での生活が始まるが…。
 人物の価値は、どこに住むかではなく、いかに生きるかで決まると語る主人公。主人公は、たとえ一人になっても祖国と革命のために軍隊の任務を遂行すると言って奥深い山奥へと入っていく。


みどころ:この映画は先軍時代の朝鮮において人々がいかなり思想をもち、生きたがっているかを知る上で格好の映画である。人の生き方には、自分や家族のために生きるのか、そうではなく人々と社会のために献身して生きるのかのどちらかしかないことを問いかけている。

上映

2009年12月18日
19:00〜20:00
場所:豊島区民センター5階音楽室
資料代:1000円
主催:東京朝鮮映画を観る会