zames_makiのブログ

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決まり文句としてのテレビ政治批判

以下は決まり文句としてのテレビ政治への批判のサンプルとして、批判する材料として

「政治を戯画化、劇場化して恥じないテレビ局とニュースキャスターの大罪」(現代産業情報)2009.9.15
http://www.gendaisangyojoho.co.jp/cgi-bin/backnumber.cgi?NO=630&BODY=15

 テレビが病んでいる。今に始まったことではないが、その病いは急速に進行している。
 象徴が「のりピー報道」だろう。ジャンキーの酒井法子夫妻が、クスリで捕まっただけのニュースを、過去のアイドル時代の映像も交えて、繰り返し飽きるほど流し続ける必要があるのだろうか。
(中略)さらに悲惨なのは、のりピーをトップ報道する感性で、政治番組まで制作していることだろう。政治のワイドショー化である。そこでは、政策や政治課題が真剣に論議されるわけではない。
 事実や事の優劣は無視され、過激な面白おかしい極論が受け、テレビ局はそうしたコメンテーターを用意して番組を盛り上げる。選挙特番もまたショーであり、政治に興味も関心もないような芸人を登場させ、瞬間芸のような発言をさせて視聴率を稼ごうとする。
 また、政治家の側にも問題があり、知名度を上げるためだけにバラエティー番組に出演、政治家としての品性を落とし、国民の政治への信頼を失わせて恥じない政治家がいる。政治家とテレビ局、双方の自殺行為だ。
 そんなテレビ局の現状を追認しながら、したり顔で報道、コメントするニュースキャスターの責任は重い。安藤優子田原総一朗古舘伊知郎小宮悦子鳥越俊太郎……。
 テレビの報道番組や選挙特番で看板となる、こうした大物キャスターは、政治に一家言あるふりをしながら、政治のワイドショー化に加担してきた。(中略)
 マスコミは、そんな小泉氏の「改革」を持ち上げ、賞賛、「造反議員」を批判的に報道した。あの郵政選挙で、大物ニュースキャスターがどれだけ小泉寄りの発言をし、亀井氏らを貶めたかを一度、検証するといい。覚醒剤逮捕のアイドルは、過去の映像を食傷するぐらい流されて、キャスターたちが過去を問われないのはおかしい。
 公共の電波を使用しながら、国民をグローバル化の中で情報阻害に陥れ、愚民化するような番組を作り続けるテレビ局、ニュースキャスター、コメンテーターに鉄槌を下す必要があるのではなかろうか。