zames_makiのブログ

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<裁判員ドラマ 2009/5/21施行>

2003/09/07
裁判員 決めるのはあなた  BS-i 
企画 日本弁護士連合会 製作:東北新社クリエイション
監督:石橋冠 プロデューサ:近藤晋 脚本:酒井直行、脚本監修:市川森一
出演:石坂浩二左時枝岩崎ひろみ、渡辺哲、庄司永健、宇都宮雅代、中島久之、浜田学、水本薫)
...日本弁護士連合会が2003/04完成後、各地での上映会で上映していた作品。2003/09/21には関西地区・京都テレビでも放送(日曜19:55〜21:50)。2003/12/26には関東地区・TVKテレビで放送(金曜19:00-20:44)。


2005/02/12
◇21世紀日本の課題 司法大改革 あなたは人を裁けますか 第一夜 NHK 21:00-22:14
演出:望月良雄、脚本:下川博
出演:三浦友和内山理名佐藤慶中村梅雀麻生祐未、あき竹城…
...ドラマ編の今夜と、翌日の討論とリポート編の2夜連続で考える。ホームレスの男性が、コンビニを経営する老人と口論のうえ転倒させ、死亡させた傷害致死事件。この裁判で、大手商社の人事部長・横沢康祐(三浦友和)、就職浪人の戸山香菜(内山理名)、元電車運転士松浦雄平(佐藤慶)ら6人が裁判員になった。被告人は詳細を語らない。監視カメラには、バットを持った被害者の姿が映っていた。正当防衛は成立するのか。裁判を通して自らの人生と向き合っていく設定は、陪審制をテーマにした映画「十二人の怒れる男」さながら。


2005/03/20
◇あなたが裁く!2  KBS 19:55-21:50
裁判員制度は機能するか−徹底検証 もしあなたが裁判員
出演:和久峻三、指宿信


2007/10/07
◇行列の出来る法律相談所スペシャル 裁判員制度、もしもあなたが裁判員に選ばれたら?  NTV 21:00- 
出演:えなりかずき大鶴義丹、円広志波田陽区小阪由佳財津一郎


2007/10/24
◇相棒6(第1回)スペシャル  EX 20:00-21:54 
監督:和泉聖治 脚本:櫻井武晴
出演:水谷豊、寺脇康文鈴木砂羽高樹沙耶岸部一徳、川原和久…
...新宿南署の速水巡査部長が自転車で警ら中に何者かに射殺された。容疑者として2年前、速水に銃の密売容疑で逮捕されていた塚原(小沢和義)が逮捕される。その塚原の裁判で裁判員制度が試験導入されることになった。裁判長は「司法の良心」と呼ばれている三雲法男判事(石橋凌)。右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は傍聴に出かけるが、いきなり塚原は公訴事実を否認。弁護人も無罪を主張するという意外な展開となった。裁判には塚原の恋人の静香(有沢妃呂子)も傍聴席に。そして裁判員の一人、赤川良平が塚原に厳しい口調で詰め寄ると、静香は塚原の無実を叫び裁判は騒然となる。翌朝、その赤川の遺体が公園の池から発見され…。ふたつの殺人事件が複雑に絡み合いながら裁判は進むも、さらなる問題が発生…。史上初の裁判員制度による裁判の行方は?そして警官殺しの意外な犯人とは?


2007/12/29
◇ザ・判決!〜有罪か無罪か NHK 21:00-21:50 
出演:大和田伸也矢島健一相島一之黒部進黒沢年雄
...あなたの判断は?〜実際にあった世界の裁判を再現。迫真の法廷ドラマを見つめ、判決を出すのは「裁判員」と視聴者の皆さん。時代を越え、人が人を裁くことの意味を考える。


2009/04/25〜(放送中)
魔女裁判 CX 毎週土 23:10-23:55 2009/04/25 〜
演出:加藤裕将、小原一隆 プロデューサ:関卓也、小池 秀樹) 脚本:前川洋一
主題歌:福山雅治「化身」
出演:生田斗真加藤あい比嘉愛未石田ゆり子、忽那 汐里、鈴木亮平
...社会的な事にほとんど関心のないフリーターである一人の若者が、裁判員に選ばれたことをきっかけに稀有な事件に次々と巻き込まれていくという設定。裁判員制度が始まることで起こり得るかもしれない近未来を描いたクライムサスペンスフィクション。巨額の遺産金をめぐる殺人事件で起訴された“魔女”と呼ばれる一人の女性。有罪確実と思われたこの事件、なぜか、次々と裁判員の票が無罪へと翻り・・・そこには評決の買収を仕掛ける 謎の集団の暗躍が存在していたのです。 さらに若者の周りでは不可解な事件が起こり始め、また、一人の主婦が脅迫されるようになります。そして若者は彼女を救うため、孤独な闘いに挑みはじめます。そんな二人の関係に、新聞記者でもある若者の恋人が不審を抱きはじめ・・・。果たして謎の集団とは? 事件に仕組まれた巧妙なトリックとは?そして「魔女」という異名を持つ被告とは?謎とスリルに満ちた心理サスペンスドラマが展開します。刻々と変わる罪状の中、一人の若者が挑む「真実の壁」とは?


2009/05/18
◇法廷サスペンスSP(2)裁判員ドラマ「家族」〜あなたに死刑が宣告できますか?  TBS 21:00-22:54 
月曜ゴールデン 法廷サスペンスSP(第2弾) 制作:ザ・ワークス、TBS
監督:白川士 原作:小杉健治「家族」 脚本: 林誠人
出演: 大塚寧々、西村雅彦、石丸謙二郎石田太郎長谷川稀世、長内美那子、烏丸せつこ寺田農笹野高史
...今年の5月21日から導入される裁判員制度を取り入れた法廷サスペンス。 裁判員制度のもと、6人の裁判員が招集された。年齢・職業も違う6人が手探りで向き合う裁判は、認知症の老女殺人事件。犯人は被害者の息子か、それとも ホームレスか? さらに強盗殺人ではなく、嘱託殺人なのか? 主人公の谷口みな子(大塚寧々)は「家族への思い」をキーワードに、殻を閉ざす容疑者の心理 を見事に解き明かす。 選ばれた裁判員の職場・家庭環境などの現実と、人を裁くことに戸惑いながらも必死に真実を追求しようとする6人が熱く描かれる。
http://www.tbs.co.jp/getsugol/


2009/05/30
裁判員制度ドラマスペシャル「サマヨイザクラ」 CX 21:00-23:10
土曜プレミアム裁判員制度ドラマスペシャル 制作:フジテレビ、東宝
監督:波多野貴文  原作:郷田マモラ「サマヨイザクラ」脚本:荒井修子
出演:伊藤淳史塚本高史加藤ローサ宮崎美子劇団ひとり濱田マリ阿藤快江口のりこ平田満大杉漣ほか
...主人公は伊藤淳史演じる28歳のネットカフェ難民・相羽圭一。正義感から会社の不正を内部告発しようとし、陰湿ないじめを受け、会社を辞めた過去を持つ。アニメ「フォレスト・ガール」の熱烈なファンで、そのオタクぶりから恋人にも振られた。自分の人生に絶望感を抱いていた相羽にある日、裁判所から「裁判員」の指名が来る。日本中を震かんさせた「根古田観音丘殺人事件」を起こした容疑者、28歳のニート鹿野川雪彦の裁判だ。鹿野川は自宅横の空き地で近隣の主婦3名を「嫌がらせをされた」と逆恨みして刺殺したという。鹿野川は人づきあいがうまくいかず、そのため、10年も引きこもり生活を送っていた。相羽と同じアニメ「フォレスト・ガール」の熱烈なオタクでもある。  「同い年の この被告人は…道を踏み外したオレ自身なんや!!」と痛感する相羽。過去にいじめられた経験、ニート、アニメの熱烈なオタク、社会への反発心、正義へのあこがれ…不思議な共通点を持つ二人は「裁く男」「裁かれる男」として裁判でたいじする。
「死刑」か「死刑回避」かに揺れる裁判員たち。主婦三名を刺殺した鹿野川の「個人の悪」か、鹿野川家に集団で嫌がらせをし、凶行に走らせた主婦たちの「集団の悪」か……。そして、明らかになる新証拠……。果たして、人は、人を裁けるのだろうか。このドラマは、日本国民全員に起こり得る事態を想定して描かれた切実な物語である。


裁判員ドラマ」相次ぐ(読売新聞 2009年5月14日)

制度を考えるきっかけに:裁判員制度が今月21日から始まるのに合わせて、テレビ各局では同制度を題材にしたドラマ企画が相次いでいる。プロデューサーたちは「少しでも身近なこととして、考えるきっかけになれば」と話している。(森田睦)

 フジテレビ系「魔女裁判」(土曜後11・10、16日は休み、23日は後11・25)は、4月25日から始まった連続ドラマ。主人公・吉岡徹(生田斗真)ら裁判員が、無罪評決を勝ち取るために暗躍する謎の組織に翻弄されながら、裁判に向き合うオリジナルストーリーだ。

 裁判の進行はリアルに描かれる一方で、法廷や評議室に盗撮カメラが仕掛けられたり、ゲーム感覚で裁判員を買収したり、現実離れした設定で娯楽性を強めているのが特徴だ。関卓也プロデューサーは「制度の仕組みを紹介するだけでなく、楽しめるものを作りたかった」と狙いを話す。

 出演者は撮影に入る前に4、5件の裁判を傍聴し、法廷の雰囲気を体感した。主演の生田は、「被告の家族や検察官、両者の話を聞いていると判断が揺れる。有罪か無罪か結論を出すことができなかった」と話す。娯楽性は強いが、出演者たちは人を裁くことの難しさを知った上で撮影に臨んでいる。

 制度スタート前後に放送される単発ドラマは2本。TBS系「家族」(18日後9・00)と、フジテレビ系「サマヨイザクラ」(30日後9・00)で、ともに娯楽性より、裁判員制度の問題点や、人を裁くことについて正面から描いた作品だ。

 「家族」は小杉健治の同名小説が原作。認知症の母親を抱える谷口みな子(大塚寧々)ら、生活でも悩みを抱える裁判員が、人を裁くことに戸惑いながら、老人殺人事件の真実を追求しようとする。

 派手な演出を抑え、ストーリーや法廷シーンも現実味を持たせた。その上で〈1〉裁判員になっても事件の真相をすべて知るわけではない〈2〉被害者家族と裁判員の法廷外での接触もあり得る――など、考えられる問題点を提示している。

 霜田一寿プロデューサーは「報道やドキュメンタリーと異なり、まだ起こっていない想像を具体的な映像にできる」と、ドラマで裁判員制度を取り上げる意義を説明する。

 「サマヨイザクラ」は、郷田マモラの同名漫画が原作だ。ネットカフェ暮らしの主人公・相羽圭一(伊藤淳史)が裁判員に選ばれ、同年齢の被告に感情移入しながら、「死刑」と「死刑回避」の間で苦悩する。

 主人公の成長を描くと共に、新聞記者への評議内容の漏えい、感情に流されやすい裁判員の心理など、「家族」同様に、危惧される問題点を指摘する。

 原作の郷田は「制度の光だけでなく闇の部分も取り上げている。漫画より心理的な描写が表現されるので、役者の表情に注目して見たい」と話している。

 娯楽性重視とシリアス重視。3ドラマの物語の色は異なるが、「人ごとに思っていても、大多数の人が裁判員になり得る。ドラマを制度を考えるきっかけにしてほしい」(関プロデューサー)と、真摯に考える姿勢は同じだ。