zames_makiのブログ

はてなダイアリーより移行

天皇の名のもとに〜南京大虐殺の真実(1995米)

原題=IN THE NAME OF THE EMPEROR ドキュメンタリービデオ 50分 1995年作品(97年日本語版制作) 
監督:クリスティン・チョイChristine Choy/ナンシー・トンNancy Tong 脚本:Nanette Burstein、Nancy Tong
(チョイは1988年に記録映画「誰がビンセント・チンを殺したか?」を監督)

1937年12月の南京大虐殺とは何であったのか? 当時、南京に滞在していた米国人ジョン・マギー牧師は、密かに16ミリフィルムを回しその実態を記録していた。深傷を負って南京病院に運び込まれた人々、黒焦げの死体、強姦された女性、目を覆うシーンが続く。
 アジア系米国人のクリスティン・チョイさんとナンシー・トンさんは、92年から3年の歳月をかけて、映像資料の発掘と百人近いインタビューを行なった。約50分の映画の骨格は、マギー牧師の貴重なフィルムだ。それに、当時のニュース映像や虐殺に加わった元日本軍兵士、生き残った中国人の証言、南京に住んでいた外国人の日記などを加え、南京大虐殺を様々な角度から検証している。この事件をめぐる日本の論争にも一石を投じるものである。
 このフィルムは95年に完成したが、日本で公開できなかった。NHKは内容を見て「刺激的すぎる」と放映を断ったという。今回、関係者の努力で南京大虐殺60周年にあわせて、ビデオの日本語版が制作された。 現代史を知らない日本の若者にとっても、必見の作品である。
 TBSニュース23でも「ラーベの日記」と併せて、このビデオ映像が取り上げられ、全国的に反響が拡がっている。
 ...この作品には、南京戦に参加した元日本軍兵士(東史郎・上羽武一郎・永富博道)をはじめ、ソン・シンドー、家永三郎藤原彰、吉田裕、本多勝一、吉見義明、西野瑠美子、大沼保昭渡部昇一などの各氏も登場している。
=>YouTubeで視聴可能(http://jp.youtube.com/watch?v=OFGu7K_9cuU
...当時南京に滞在していた米国人ジョン・マギー牧師がひそかに写した16ミリフィルムを中心に、当時のニュース映画、南京に在留していた第三国の人たちの日記、日米の研究者の解説、加害者、被害者の証言などで構成した、きわめて史実に忠実な内容。