zames_makiのブログ

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ドキュメンタリードリームショー山形in東京2008

http://www.cinematrix.jp/dds2008/schedule.html
山形国際映画祭の出品作品の作品から
場所:ポレポレ東中野アテネフランセ
料金:当日1300円/前売り3回券2700年(9/19まで)

ジェニン ジェニンJenin Jenin
パレスティナ/2002/アラビア語/カラー/DVD上映/54分 監督:ムハンマド・バクリ
2002年4月、ヨルダン川西岸地区のジェニン難民キャンプでイスラエル軍は無差別な虐殺を繰り広げ、さらにその事実を隠蔽しようとした。死傷者数百人の多くが子どもや高齢者を含む非戦闘員だった。俳優のバクリは、生き残った人々の生々しい証言と瓦礫の町並みをカメラに収め、イスラエル人に真実を知ってほしいと思った......。
9.22(月) 18:40 ポレポレ東中野


ルート181Route 181 Fragments of a Journey in Palestine-Israel
ベルギー、フランス、イギリス、ドイツ/2003/アラビア語ヘブライ語/カラー、モノクロ/DVcam/270分 監督:ミシェル・クレフィ(ミシェル・クレイフィ)、エイアル・シヴァン
YIDFF2005最優秀賞 パレスティナ人クレフィとイスラエル人シヴァンの両監督は、1947年の国連決議181条で定められたパレスティナを二分する境界線を「ルート181」と名付け、それに沿って2カ月の旅をする。ふたりは出会うユダヤ人やアラブ人の言葉に耳を傾け丹念にカメラに収めていく。そこに照射されるのは、国家、民族、宗教、国境、差別......。
9.22(月) 11:00 ポレポレ東中野


紙は余燼(よじん)を包めないPaper Cannot Wrap Up Embers
フランス/2006/カンボジア語/カラー/DVcam/86分 監督:リティー・パニュ
プノンペンのアパートに娼婦として暮らす女性たち。田舎やキャンプから出てきた彼女たちは、マダムや客の暴力、病、借金や負い目などから戻ることができない。『さすらう者たちの地』『S21 クメール・ルージュの虐殺者たち』など、カンボジアの記憶を取り戻すため作り続ける監督が彼女たちの語らい、つぶやきを写し取る渾身作。
9.23(火・祝) 11:00 ポレポレ東中野
10.3(金) 11:00 ポレポレ東中野
10.15(水) 14:00 アテネ・フランセ文化センター


日本の若者はいま
日本/1979/日本語/カラー/16mm/30分 監督:土本典昭
にっぽん零年
日本/1968/日本語/モノクロ/35mm/74分 監督:藤田繁矢(後に敏八)、河辺和夫
土本監督の『日本の若者はいま』は様々な境遇を生きる青年たちの群像から高度成長期の日本社会を考察する。『にっぽん零年』は学園闘争に荒れる1968年の記録。機動隊と衝突する学生、軍事訓練に没頭する自衛官、新宿をさまようフーテン少女。激しく熱く、葛藤が目に見えていた時代。YIDFF95で発見され封印がとかれた幻だった作品。
10.1(水) 21:00 ポレポレ東中野


山谷(やま)─やられたらやりかえせ
日本/1985/日本語/カラー/16mm/110分 監督:佐藤満夫、山岡強一
山谷は日雇い労働者が集住する東京の「寄せ場」。右翼やヤクザに搾取され、雇用者の言いなりの彼らは、組合を組織して労働条件を改善しようと激しい争議を始める。監督佐藤満夫が撮影11日目に刺殺される。制作上映委員会が使命を引き継ぎ、全国の労働者の生き様を描く映画を完成。"派遣労働"が切り捨てられる今と照らし合わせても興味深い。
9.29(月) 21:00 ポレポレ東中野


反国家宣言─非日本列島地図完成のためのノート
1972/モノクロ/16mm/65分 監督:山崎佑次、川島和雄
沖縄返還に反対する沖縄青年同盟の若者たちから、大阪大正区の沖縄人部落、沖縄、八重山の台湾人移住者、やがて北海道のアイヌに至るロードムービー。上映プリントはYIDFF95上映用に監督自ら再編集した。
11.1(土) 21:20 ポレポレ東中野


それは島─集団自決の一つの考察
1971/モノクロ/16mm/81分 監督:間宮則夫
渡嘉敷島で起こった「集団自決」の証言を捉えようと島を訪ねるクルー。住人たちの拒絶と固い沈黙に出会うカメラ。元守備隊長赤松元大尉の渡島が阻止された波紋を感じ取りつつ、その意味するところを日常の映像の中から問う。
11.2(日) 18:10+トーク(間宮則夫×仲里効) ポレポレ東中野


東シナ海
1968/カラー/35mm/105分 監督:磯見忠彦 出演:田村正和
オンボロマグロ船が機関故障のため那覇港に緊急避難。乗組員のアルバイト大学生と前科20犯のゴロツキら4人組は殺人事件に巻き込まれて右往左往。沖縄長期ロケで、日本人の行動と意識を追及した異色作。
11. 4 (火) 12:40 ポレポレ東中野
11. 12(水) 21:00 ポレポレ東中野


沖縄列島
1969/モノクロ/35mm/90分 監督:東陽一
沖縄の転形期になった<1968年>の8月から10月に撮影を敢行。ベトナム戦争と直結する軍事基地の不条理性に対し、沖縄の大衆運動が基地そのものに向かった時期を、島々を巡り群像を捉えディテールを浴びせ見せてくれる。
11. 3(月・祝) 15:10 ポレポレ東中野
11. 9(日) 21:00 ポレポレ東中野


やさしいにっぽん人
1971/モノクロ/35mm/118分 監督:東陽一 出演:河原崎長一郎緑魔子
渡嘉敷島の集団自決を奇蹟的に生き延びたが、その記憶を忘失したまま東京で暮す「シャカ」。一貫して曖昧な態度で漂流するシャカの存在を卓抜な構成で宙づりにし、<日本人とは何か>を実験的に描く。
11. 2(日) 20:40 ポレポレ東中野
11.10(月) 21:00 ポレポレ東中野



ブラック・ボックス・ジャーマニーBlack Box Germany
ドイツ/2001/ドイツ語/カラー、モノクロ/16mm上映/102分
監督:アンドレス・ファイエル
1989年に暗殺されたドイツ銀行の有力者ヘアハウゼンと、その事件の犯人とされたドイツ赤軍メンバーのグラムス。ナチのエリート教育を受けたヘアハウゼンと父親がナチの親衛隊で東ドイツからの避難民だったグラムス。70?80年代の西ドイツの政治的対立を象徴する同事件に、戦前、戦後のドイツの状況が絡み合う。
10.9(木) 19:00 アテネ・フランセ文化センター