zames_makiのブログ

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ノー・ニュークス モア・シネマ

ヴァッカースドルフの人々は勝利した。これは未来へ向けた希望の映画だ。
1989年、ヴァッカースドルフ再処理工場の建設は中止され、1992年、ドイツは原子力からの撤退を選択した。
日時:2008年4月19日
会場:BAR 60'S(代官山)(バー・シックスティーズ
渋谷区恵比寿西2-21-4 代官山Parks B2F
入場料:1500円(両作品をご覧になれます)1Drink・ポップコーン付き♪
主催:再処理工場を知る会 03-3357-3800 (原子力資料情報室)
上映作品:核分裂過程(1987年ドイツ95分)/第八の戒律(1991年ドイツ95分)
【タイムテーブル】
15:45  開 場
16:00  「核分裂過程」上映開始
17:35  トーク
17:55  トーク終了
  *****休憩*****
18:15  「第八の戒律」上映開始
19:50  上映終了
19:50〜 フリータイム

核分裂過程(1987年ドイツ95分)

 ドイツの原子力政策を転換させるキッカケとなったヴァッカースドルフの運動を描いたドキュメンタリー映画。1985年、緑豊かなこの村に核燃料の再処理工場の建設が強引に進められた。森の樹々が無惨にも切り倒される。保守的といわれていた村人達は立ち上がった。運動は工夫を凝らしファンタジーに溢れている。やがて若者が全国から集まってくる。これに対し、放水銃に催涙ガスなど容赦しない弾圧が繰り返される。村人は闘う中で自分の殻を破り、次第に民主主義の在処に目覚めていく。
 映像の息をのむ美しさと人々の語る言葉と表情は胸を打つ。これは未来へ向けた希望の映画だ。

第八の戒律(1991年ドイツ95分)

 ヴァッカースドルフは勝利した。鉄柵は解体された。しかし根本的解決とは言えない。再処理はフランスのラアーグでされるからだ。放射性廃棄物は増え続ける。カメラは再処理工場のあるラアーグとセラフィールド(英国)へ向かう。そこで見たものは放射能が何十年も海に流されてきた事実。しかも今、放射能は海岸に戻ってきて、じわじわと生命を蝕んでいるのだ。
 原子力産業を推進してきた科学者、政治家、経営者は、この50年間何をしてきたのか。数字による操作、明らかなウソ、情報の独占、「証拠がない」と開き直り…。彼等のやり方と常識はなぜ国を越えてこんなにも似ているのか。破滅に向かう世界? その謎を解くカギがここにある。
再処理工場を知る会