zames_makiのブログ

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シンポジウム「大東亜戦争」から何を学ぶか

〜現代に問いかけるもの
講師・野添憲治、野田正彰、常石敬一
東京都・明治大学リバティタワー1083教室(JR御茶ノ水駅)
14時〜17時半
1000円
問合せ(社会評論社

毎日新聞 2008年4月8日1 19日、東京で記念のシンポ
◇「花岡事件の人たち―中国人強制連行の記録」−−“大東亜戦争”に学び、現代に問いかける
 戦時中の1945年、旧鹿島組花岡出張所(大館市花岡町)で中国人労働者が過酷な強制労働に耐えかねて蜂起、100人以上が犠牲となった花岡事件。この事件を長年追い続けてきた能代市在住のルポライター野添憲治さんの著作集「花岡事件の人たち―中国人強制連行の記録」(全4巻、社会評論社)の刊行が完結し、記念のシンポジウムが今月19日、東京都千代田区の明治大駿河台キャンパスである。
 著者集は、蜂起に参加して戦後も帰国せず日本に残った中国人3人の証言を基にした「花岡事件の人たち」(75年刊)など著書6冊と資料を基に構成。昨年12月から今月にかけて「強制連行」「蜂起前後」「花岡鉱山」「戦争責任」の順で刊行された。
 シンポジウムは出版元の主催で19日午後2時から。まず野添さんが「強制連行の現場から考える」をテーマに問題提起。野田正彰・関西学院大教授、常石敬一・神奈川大教員がそれぞれの視点から意見を述べ、参加者が「『大東亜戦争』から何を学ぶか―現代に問いかけるもの」をテーマに討論する。
 野添さんは「事件発生から63年を迎え、関係資料も限られるなど調査も困難となりつつあるが、事件を語り継いでいくためにも地道に活動を続けていきたい」と話している。