zames_makiのブログ

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君よ共に歌はん(1941)歌謡・音楽映画

=歌謡部分すくなく松竹メロドラマ、筋立て&葛藤少なく退屈
霧島昇と彼の妻の松原操(旧芸名はミス・コロムビア)、松竹少女歌劇団などが出演する歌謡・音楽映画。また、ヒロイン・三宅邦子の自己犠牲を描いたメロドラマ映画でもある。霧島の歌う本作と同名の主題歌はもちろん、劇中で松原がソロで歌う「一杯のコーヒーから」(霧島・松原の代表曲のひとつである)も印象的。
(85分・35mm・白黒)'41(松竹大船)(監)蛭川伊勢夫(脚)平山清郎、津路嘉郎(撮)厚田雄治(美)脇田世根一(音)(出)古関裕而(出)三宅邦子、三原純、朝霧鏡子、霧島昇、槇芙佐子、森川まさみ、三村秀子、草香田鶴子、池上鶴代、水島亮太郎、葛城文子、松原操、菊地章子

上映 NFC

2/23(日) 2:00pm 3/6(木) 1:00pm 3/11(火) 7:00pm

感想

歌謡場面は少なく基本はメロドラマである。三宅邦子の歌手のプロダクション帰属&恋愛をめぐる取り合いの悩みが、メロドラマの主要部分だが、三宅邦子が単純に身を引くだけで面白みはない。蛭川伊勢夫監督の前作と同じく、登場人物はみな善人で、自分の主張はなく、身を引く事だけをする。人物の性格は描写されず、ただめそめそと悩む。つまらないドラマ。