アベノミクスで日本はギリシャ化する
毎日新聞が「アベノミクスでも日本はギリシャ化?〜デフレ脱却後も止められなぬゼロ金利→財政破綻、超円安と高インフレに」(2014年1月15日夕刊)という記事を載せている。政府が札をどんどん刷る事で景気をよくするアベノミクスは無謀で破壊的だと、言われ続けているが、始まって1年それで日本経済が動いている今、その破滅的な行く末を予想し書いているのは大事な事だ。
以下は記事を経済のわからぬ自分のために直したメモ
主要な要素
- 日本国の財政バランス:大変な赤字 日銀の財政政策による国債大量発行&日銀購入・金融緩和・ゼロ金利で大幅な赤字増。バランス改善には税収増・国債発行減・長期金利低(国債償還額の低)がいる、国債償還できぬと財政破綻(ギリシャ化)となり、国の諸制度を実施できなくなり、ギリシャのような海外からの資金援助と行政サービスの決定的低下と決定的税収増せざるを得なくなる
- 国債価格(利率):現在は高い(利率は低い)、デフレ下で利率低で安定、インフレでは利率上昇が当然と市場に見られる
ストーリー1(安倍首相のもくろみ)
アベノミクス(国債大量発行・日銀買い付け・ゼロ金利)→赤字大幅増・円安
→大企業の収益良・インフレ
→税収増(財政改善)と国債発行大(財政悪化)の両方
→長期金利まま(現在の1%)・ゼロ金利終了
→インフレ&為替レート&大企業収益良が継続
→税収増と国債発行減で財政改善&経済良
ストーリー2(経済学者による予想=悲劇的破綻・同時の財政危機と金融危機)
アベノミクス(国債大量発行・日銀買い付け・ゼロ金利)→赤字大幅増・円安
→大企業の収益良・インフレ
→インフレによる長期金利上昇(現在の1%から4〜5%)
→国債の利払い増=国の赤字悪化
→信用低下で国債価格下落=国債利率上昇・国債の利払い増
→国の赤字急速悪化=財政危機!
→銀行の資産価格下落・準備金不足・営業停止=金融危機!
参考となる米国FRBの現状と推移
FRB金融政策(国債大量発行・FRB国債買い付け・ゼロ金利)→赤字大幅増
→経済良
→量的金融緩和の縮小発表=国債購入量の縮小を市場動向見ながら実施・ゼロ金利は当分継続
→FRB保有の国債の売却開始
→買い手なく長期金利急騰=全体売却は不可能(金融緩和出口なし)
=財政バランス改善せず
→最終的に財政破綻
ストーリー3(FRB動向に習った予想=国の財政危機)
アベノミクス(国債大量発行・日銀買い付け・ゼロ金利)→赤字大幅増・円安
→大企業の収益良・インフレ
→長期金利まま(現在の1%)に抑える
→・ゼロ金利はまま(国債大量発行・日銀買い付け)まま継続=税収改善せず
→最終的に国の財政危機