激動する中東情勢・パレスチナはどうなっていくのか
─オスロ合意20周年記念・映画とシンポジウムの集い─
日時:2013年9月15日〜16日
2013年9月15日(日)11:30〜19:40(開場:11:15)
2013年9月16日(月・祝)11:00〜18:00(開場:10:45)
場所:明治大学 駿河台キャンパス リバティタワー 6階 1063教室
【参加費】2日通し券(映画4本+シンポジウム) 3000円、シンポジウム(1日)のみ 800円
主催:土井敏邦 パレスチナ・記録の会、共催:日本国際ボランティアセンター(JVC)、社会思想史研究会
http://doi-toshikuni.net/j/info/20130915.html
現在の混沌とした中東諸国の状況は実際どうなっているのか、さらに、その中東情勢の中で、改めて、あの「オスロ合意」とは何だったのか、今、パレスチナ人たちはどういう思いを抱えて、どう生きているのか、そして今後、この中東全体の混乱がパレスチナ・イスラエル問題にどういう影響を及ぼしていくのか
プログラム 9月15日(日)第一部・激動する中東諸国の現状
- 11:30 開演(開場 11:15)/開会あいさつ
- 11:35 【映画】「沈黙を破る」上映(監督・土井敏邦/130分)占領地での兵役で道徳観が麻痺し、人間性を喪失する恐怖心に怯える元イスラエル兵たちの告白の記録。2009年度キネマ旬報文化映画部門第1位・早稲田ジャーナリズム大賞受賞作品。
- 14:00 【映画】「侵蝕」上映(監督・土井敏邦/121分)東エルサレムでの家屋破壊、ヨルダン川西岸での分離壁建設など“パレスチナのイスラエル化”政策、占領によるイスラエルの“構造的暴力”の実態を描いた作品。
- 16:20 【シンポジウム】中東各国の現状解説(80分)エジプト/シリア/トルコ/湾岸諸国・専門の若手研究者たちによる解説、・イラク現地報告(ジャーナリスト・綿井健陽)
- 17:40 エジプトの現状報告・川上泰徳(15分)川上泰徳・朝日新聞中東総局長/映像出演
- 18:10 全体の解説と分析(60分)・臼杵陽(日本女子大学文学部教授/中東地域研究)・長沢栄治(東京大学東洋文化研究所教授/エジプト近現代史)(司会/土井敏邦)
- 19:10 - 19:40 質疑応答(30分)
9月16日(月・祝日) 第二部・オスロ合意とパレスチナ
- 11:00 開演(開場10:45)開場/あいさつ
- 11:05 【映画】「ガザ─和平合意はなぜ崩壊したのか─」(監督・土井敏邦/125分)「オスロ合意」直後の93年10月からガザ・ジャバリア難民キャンプのある家族を6年間に渡って記録。「和平合意」による“合法化された占領”、パレスチナ自治政府の腐敗に、民衆の夢と希望が打ち砕かれていく現実を描き出す。
- 13:30 【シンポジウム】 パレスチナ・現地報告(30分)・ヨルダン川西岸の現状(鈴木啓之・東京大学博士課程/中東地域研究)・ガザの現状(並木麻衣・JVCパレスチナ担当)
- 14:00 イスラエル側から見たオスロ合意(20分)錦田愛子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教/パレスチナ研究)
- 14:20 【映画】「二つのインティファーダ」(監督・土井敏邦/80分)「第1次インティファーダ」はパレスチナ社会に何をもたらしのか。「オスロ合意」は何が問題だったか、アラファトは“パレスチナ”にとってどういう存在だったのか。「第2次インティファーダ」の原因は何か。すでに死去したパレスチナの歴史的な人物たちの生前のインタビューを交え、解き明かしていく。
- 16:00 【シンポジウム】 現地からの声「オスロ合意とは何だったのか」(30分)・ラジ・スラーニ(パレスチナ人権センター代表/映像出演)・アタ・ケーマリ(元インティファーダ指導者/映像出演・交渉中)
- 16:30 エジプト情勢変化のパレスチナへの影響(15分)・川上泰徳(朝日新聞中東総局長/映像出演)
- 16:45 全体の解説と分析(60分)・臼杵陽(日本女子大学文学部教授/中東地域研究)・長沢栄治(東京大学東洋文化研究所教授/エジプト近現代史)・錦田愛子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教/パレスチナ研究)(司会/土井敏邦)
- 17:30 - 18:00 質疑応答(30分)
(注・出演者、映画、時間は直前に変更になる場合があります)