＜小学生の作文を題材にした映画＞
綴方教室（1938）貧困、朝鮮人
＝小学生の作文集、その中のエピソードを膨らませ映画に、貧困家庭の少女が貧困生活をありのままに素直に語る、親方の都合で失業する弱い立場の父、それを作文に書くとブルジョワ批判だと騒ぎになる最も困るのは弱い立場の者、周辺に朝鮮人の存在
製作＝東宝映画（東京撮影所） 公開：1938.08.21 87分 白黒
演出：山本嘉次郎 脚色：木村千依男 原作：豊田正子
出演
父山正三郎（徳川夢声）仕事にあぶれ廃品回収業に転ず、夢声の最高作
正子（高峰秀子）利発で作文得意な少女、家は貧乏
母お雪（清川虹子）
稔（小高まさる
光男（水谷史郎）
つづり方兄妹（1958）貧困・障害者
＝大阪枚方市、兵器工廠の跡地の学校、バラック住まいの一家、雨漏り、貧困、作文懸賞でラジオや自転車をもらう一家、子供は爆弾を絵に描く、郊外の新興住宅地開発の様子、学校をつぶし火薬工場や住宅を建てるという計画の存在
製作＝東京映画 配給＝東宝 公開：1958.08.23 2,820m 白黒 東宝スコープ
監督：久松静児 脚本：八住利雄 原作：野上丹治 野上洋子 野上房雄
出演
野村元治・父親（織田政雄）台湾よりの引き揚げ者、偏屈なブリキ職人
野村みつ・母（望月優子）優しい母
野村圭一・長男（藤川昭雄）作文得意利発・新聞配達で支える
野村まち子・長女（竹野マリ）作文得意、三ツ口で話すのが不得意、作文得意
野村文雄・次男（頭師孝雄）いたずら子、作文得意
野村君子・次女（藤川清子）幼い
野村政代・三女（上田智子）赤ん坊
杉田はる：文雄の先生（香川京子）明るく優しい
井東なつ：まち子の先生（津島恵子）優しい、作文指導する
河原：ブリキ屋の親方（森繁久弥）
河原とき：その妻（菅井きん）
はま：みつの妹（乙羽信子）
中原：医者（左卜全）
