製作=フィルム新映人 配給=ATG 公開:1967.08.31 10巻 2,813m 102分 白黒
製作・監督・脚本:森弘太 音響デザイン:一柳慧
配役
友人:芹川洋 男:灰地順 女:富田公子
被爆者の老人:浜村純
友人の母(被爆でおかしくなった):原泉
6/8 15:00より 600円
=原爆と安保闘争を題材にした非常に私的なモノローグ映画。原爆で行方不明になった兄と、安保闘争の中で失踪した友人を探す、3人のモノローグで進む、ストーリーはなく、映像は現在1967年の広島で構成されている。語られる内容も悲惨さやつらさを想像させるものだけで、具体的なものは一切なく、不明だ。全体として個人的、詩的、と言えるがそれ以上言えない。音楽は現代音楽の作曲家一柳慧による無機質な耳障りな無調が続き、緊張感を与えている。