zames_makiのブログ

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姉妹(1955)戦後の風景

=直接戦争の表現はないが、戦争景気への期待とそれへの軽蔑、貧困の直接描写、かたわ、金がないため娘の身売り、病苦、首切りとそれに抗せない組合、民主主義への憧憬、ビキニの灰の比喩など様々でてくる、NHK放送で山本監督は、一般上映できず16ミリフィルムを全国で安価で上映した、学校でも上映したと実体験に基づいて紹介。
〔監督・脚本〕家城巳代治〔原作〕畔柳二美〔脚本〕新藤兼人
 …戦後の世相を背景に、親元を離れて都会の学校に通う姉妹の成長を描いた畔柳二美毎日出版文化賞受賞作を映画化。伯母の家に下宿している姉の圭子と妹の俊子は、伯母夫婦にかわいがられながら仲良く暮らしていた。さまざまな境遇に暮らす人々の生活をかいま見ながら姉妹は日々成長し、幸福とは何か考えるようになる。やがて姉は学校を卒業し妹は高校へ進学するが、父が勤める山の発電所では人員整理の波が押し寄せていた。

出演:
野添ひとみ(近藤圭子)姉、すこし大人、後半結婚する、東京のおばさんの家に住むが卒業し山の社員寮へ、岡青年が好きだが金のため銀行員と見合い結婚する、
中原ひとみ(近藤俊子)妹、あだ名はコンチ、純真であけすけ
河野秋武(父親)山奥の発電所で働く、社員寮に妻と住む
川崎弘子(母親)出番なし
望月優子(石田お民)おばさん、お金ない
多々良純石田銀三郎)おじさん、大工、ばくちで警察に捕まる
内藤武敏(岡青年)圭子の好きな山奥発電所で働く青年、