zames_makiのブログ

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将軍アイク(1978)欧州戦線米英の確執

原題:IKE: THE WAR YEARS テレビ映画 291分/196分(全3回) アメリカ 日本未公開 放映:1980年8月24日NHKで放映
監督:メルヴィル・シェイヴルソン、ボリス・セイガル 脚本:メルヴィル・シェイヴルソン
出演:ロバート・デュヴァルアイゼンハワー将軍)
リー・レミック(アイク付運転手ケイ・サマーズビイ)英国人女性、後に恋愛関係に
ダナ・アンドリュース(マーシャル統合参謀長)アイクの上官、欧州戦線への派遣命じる

Stephen Roberts(ルーズベルト大統領)
Wensley Pithey(チャーチル首相)アイクを御しやすい小物と認識
Ian Richardson(英国モントゴメリー将軍)アイクを馬鹿にする、アフリカ戦線の功績は自分に
Clifford Earl(英国マウントバッテン将軍)大変な皮肉家、アイクを馬鹿にする、
ダーレン・マクギャヴィンDarren McGavin(米国パットン将軍)
J・D・キャノン(ベデルスミス将軍)
ポール・グリーソン(テックス副官)報道陣に神経使う
ローレンス・ラッキンビル()
K・カラン()
…ヨーロッパ方面の連合軍最高司令官に任命されたアイゼンハワー(アイク=R・デュヴァル)が、難しい局面を乗り切りながら、ドイツ軍に勝利するまでを描いた作品。アイクの軍人としての面だけでなく私生活を中心に描いており、秘書官L・レミックとのコミカルな関係を軸に、味方の将軍(パットンやモントゴメリー)やドイツ軍との虚々実々の駆け引きなどが見所となっている。

あらすじ(修正済)

第1話:真珠湾攻撃アメリカの戦争が始まる。兵站担当で少将のアイクは前線に出たいが出られない、がマーシャル統合参謀のおかげで欧州戦線へ。「第二次世界大戦の主戦場はあくまで欧州である」との持論を持つアイクことドワイト・デーヴィッド・アイゼンハワーは、ルーズベルト大統領の信を得て欧州戦域全米軍司令官となる。英国ではたるんだ米将校に活を入れる。アイクは即座のフランス上陸を主張するが、チャ−チルの腹芸に負けて英軍の事情で欧州より先に北アフリカ戦線を収拾することになる。アフリカ戦線へ、フランス軍を相手にする。サマーズビイも恋人のアーノルドを会いにアフリカへ、しかし途中で船が撃沈される。
 劣勢のアフリカ戦線、アイクは前線に出ず命令だけ出す米指揮官を批判する。傷ついた米兵を見て反省、指揮官をパットンに代えて劣勢を転換する。しかしサマーズビイの恋人は戦死し、サマーズビイはアイクを責める。


第2話:悲嘆にくれるケイだったが、辛抱強く力づけるアイクの愛情に次第に心を開いていく。チャーチルは早期のフランス上陸よりソ連のけん制を重要視している。だがルーズベルトは会談でチャーチルを説き伏せ、英米共同作戦を承知させ、上陸作戦Dデイは6月と決まる。ケイはアイクとの不倫が噂となるがアイクは敢えて秘書に採用する。ド・ゴールはこの上陸作戦の相談はなく、英米がフランスを支配しようとすると怒る。チャーチルはあからさまにフランスに自由ないと迫る。アイクは軍人として説得、ドゴールの仏での指揮権を認め説得成功させる。いよいよ決行間近だが天候優れない。

第3話:いよいよDデイ。アイクの推進したノルマンディ上陸作戦の決行、そして成功。ケイも大いに喜ぶが、その後の攻略は進まず、ブラッドレーとモントゴメリーは反目したままそれぞれの守備位置から動かない。必ずしもアイクの思惑通りにすべてが進んだわけではなかった。一方、休暇を与えられたケイはワシントンでのパーティにはしゃぐが、上流婦人がケイとアイクとの恋仲をあてこすって嫌味を言う。つくづく嫌気のさしたケイは元の救急隊に転属を願うが……。