zames_makiのブログ

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いのちの子ども(2010)イスラエル映画

アメリカ/イスラエル 配給:スターサンズ) 公開:2011/07/16 ドキュメンタリー
監督:シュロミー・エルダール(イスラエル
http://www.inochinokodomo.com/

  • 2011年6月8日NHKワールド(22時)で紹介、エルサレレムの帰属をめぐり母親と監督は対立し、映画製作をやめようかと思ったという。はたして両者は互いの立場を理解したのか、それともイスラエル人監督が単にそれまでの勝手な善意を反省したのか?、それともイスラエルの金と医療の力にによってパレスチナの母親が従属を認めざるを得なくなったのか?映画を見ないとわからない。
  • 臼杵陽コメント:本作は中立の立場をとりながらも、両者の中途半端な「共存」を求めるようなドキュメンタリーとは一線を画している。
  • NHKBS1ワールドニュースで紹介
  • 疑問:映画は未見であるがNHK紹介から以下の疑問を持つ:イスラエルの行為で子供の命を救われた母親はエルサレム帰属で監督と対立し、子供を自爆テロの戦士にすると言い放つ、監督も映画制作を中止しようとするが、母親がパレスチナ人の仲間から裏切り者と非難されているのを知り、相手を思いやるようになる。最後に2人は「対立は暴力でなく話し合いで解決しなくては」と言う。→果たしてこの映画はイスラエルパレスチナの紛争においてどういう意味を持つのか?(1)話し合いで解決しようと呼びかける政治的映画(2)対立する相手も人間であると認識させる底辺的感情によびかける素朴な映画(3)当初対立をみせた両者が両者とも互いを理解しあう論理的映画、(4)当初偏屈で攻撃的なパレスチナの母が自分の子の命や暖かいイスラエル人の存在を知って認識を改め、攻撃をやめ話し合いで紛争解決をしようとする姿を描く一方、イスラエル人の姿は描かずその姿勢も普遍の、現代版「支那の夜」(即ち無教養で無知なパレスチナ人の宣撫(=プロパガンダ映画)。

上映 ヒューマントラストシネマ有楽町

2011年7月16日〜 13:00/15:00/