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占領期・ポスト占領期の視聴覚メディアと受容(1)

シンポジウム:占領期・ポスト占領期の視聴覚メディアと受容―民主化・冷戦・モダニティ
日時:2011年3月5日(土)・6日(日)
14:00〜18:00 (13:30開場)
場所:東京大学大学院情報学環福武ホール・福武ラーニングシアター
入場無料
第1部「浸透するアメリカ・変容するアジア―CIE/USIS映画とラジオ放送」
司会:井川充雄(立教大・社会学

  • 身崎とめこ(ジェンダー文化研究所)「米国教育映画にみる家族と衛生―CIE映画とその時代」=CIE映画の概説
  • 報告1:Kenneth Osgoodケネス・オズグッド(ウィリアムズ大・歴史学)「広告/広報/心理戦?―冷戦期米国の情報活動を評価する」=冷戦期のアメリカのプロパガンダ活動一般についてのアメリカ側の評価、厳しい=効果少ないとの評価。
  • 報告2許殷ホ・ウン(高麗大・韓国史)「駐韓米公報院映画:米国のヘゲモニー構築と「冷戦近代」教育の最前線」
  • 報告3:土屋由香(愛媛大・政治学)「アイゼンハワー政権の原子力平和利用キャンペーンとUSIS映画」=日本の原子力開発スタートにおいてアメリカUSISなどのプロパガンダ映画がどのような意味を持っていたか、それらの映画はどのようなものだったか。強い反核感情をどう彼らは扱ったか。
  • 報告4:小林聡明(東大)「冷戦期東アジアにおけるアメリカ・プロパガンダ―韓国・北朝鮮、そして沖縄」=占領下沖縄の米国所有ラジオ局の意味、なぜアメリカはそれにこだわったかの続編。
  • コメント:藤田文子(津田塾大・英文学)、黄盛彬ファン・ソンビン(立教大・社会学
  • パネルディスカッション:吉見俊哉(東大)

主催:東京大学大学院情報学環日本学術振興会科学研究費補助金:基盤研究B・研究代表者:丹羽美之「記録映画アーカイブに見る戦後日本イメージの形成と変容」/基盤研究B・研究代表者:土屋由香「占領〜ポスト占領期のアメリカ広報宣伝/メディア政策−映像とラジオを中心に」/基盤研究B・研究代表者:井川充雄「冷戦期における米国の「広報外交」の実態とその評価法の解明」