zames_makiのブログ

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CIE映画選集

(計63分)CIE映画(別名・ナトコ映画)は、GHQの民間情報教育部(CIE)が日本人教育を目的に製作した教育映画。桐生市図書館旧蔵の35mmプリント計85作品のうち、すでにフィルムセンターは27本を復元して紹介してきたが、今回はラジオ・新聞・テレビといったメディアに関する作品を中心に、新たに5本を復元して上映する。

イギリスは語る(1949)

'49(マーリンフィルム)CIEフィルムスケッチ第一八集(9分・35mm・白黒)
前半は、イギリス放送協会BBC)の海外向けラジオの短波を送信する原理を解説。後半は、イギリスからオランダへ海底電線を敷設する船の活動を紹介する。

新聞の自由(1950)FREEDOM OF THE PRESS

'50(アフィリエーテッド・フィルム)(監)アレキサンダー・ハミッド(脚)ベン・カーナー(撮)ピータ・グラシュノック(17分・35mm・白黒)
健全な世論を形成するために必要な新聞メディアの役割を解説した作品。監督のアレキサンダー・ハミッドは、実験映画作家マヤ・デレンの夫でもある。

テレヴィジョン教室(1950)TELEVISION WORKSHOP

'50(日本映画社[日本語版製作])CIEフィルムスケッチ第二八集(9分・35mm・白黒)
日本でテレビ放送が開始されるのは1953年だが、本篇はその3年前に公開された作品で、テレビの社会的重要性を紹介する内容となっている。

働くアメリカ婦人(1950)AMERICAN WORKING WOMEN

'50(RKO パテ会社)(19分・35mm・白黒)
工場、銀行、研究所、商店で働く4人の女性たちの生き様や人生観を紹介しながら、アメリカ社会のなかで躍進する女性たちの活躍を描いた作品。

新しい隣人(1952)NEW NEIGHBORS

'52(9分・35mm・白黒)
ニュージャージー州の近代的な野菜加工農場で働く日系アメリカ人の家族を主人公に、多様な人種の人々が協力して野菜を生産・加工する民主的な姿が描かれる。

上映NFC  5/12(水) 7:00pm 5/20(木) 3:00pm