zames_makiのブログ

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母子草(1959)田中絹代

=母性愛・戦死した前夫の子も差別なく育てる母→戦前の国策的意図に沿う原作をリメイクした。
=主人公は後添えに入った女(田中絹代=小沢しげ=原作者)が、その継子の佐久間良子(睦子)や水木襄(秀一)を貧困の中差別なく可愛がり育てる。後添えに入るが男は戦死、実子と2人の前夫の子を抱え貧困の中生きる。前夫の娘は戸籍に気づく、前夫の息子は事故で死ぬが、母を慕い母子草を詠んだ手紙を書き残していた。

(89分・35mm・白黒)
’59(東映東京)小沢しげ(監)(出)山村聰(原)小糸のぶ(脚)楠田芳子(撮)荒牧正(美)進藤誠吾(音)木下忠司(出)田中絹代(小沢しげ)佐久間良子(その継娘・睦子)、水木襄(その継息子・秀一)、大和田勝之(その実子・秀二)、春丘典子、木村功(高山)、北川恵一
貧困にあえぎながらも実の子と分け隔てなく育ててくれた継母(絹代)と、彼女への深い感謝と尊敬の思いから自分たちの人生を選んでゆく継子2人の、血のつながりを超えた家族の絆が描かれる。この作品の原作は1942年にも田坂具隆により映画化されている。

上映 NFC 2009年 11/27(金) 4:00pm 12/23(水) 2:00pm