zames_makiのブログ

はてなダイアリーより移行

カティンの森(2007) アンジェイ・ワイダ

原題:KATYN ポーランド 初公開年月 2009/12/05  122分 公開:岩波ホール
監督:アンジェイ・ワイダ 原作:アンジェイ・ムラルチク『カティンの森』(集英社刊) 脚本: アンジェイ・ワイダ、ヴワディスワフ・パシコフスキ、プシェムィスワフ・ノヴァコフスキ 音楽: クシシュトフ・ペンデレツキ
出演:マヤ・オスタシャースカ アルトゥール・ジミエウスキー マヤ・コモロフスカ 公式HP:http://www.katyn-movie.com/
…第二次大戦下、ナチス・ドイツソ連の両方から侵略され、両国に分割占領されたポーランド。そんな中、ソ連の捕虜となったポーランド人将校のうち1万数千名の行方が不明となり、後にソ連によって虐殺されていたことが判明する。いわゆる“カティンの森事件”と呼ばれるこの悲劇は、ソ連支配下にあった冷戦時代のポーランドにおいて語ることの許されないタブーとされてきた。本作は、自らの父親もこの事件の犠牲者の1人であるポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督が、そんな歴史的犯罪に改めて光を当てるとともに、国家の欺瞞に翻弄される犠牲者家族の苦悩を描き出す入魂の人間ドラマ。
…1939年9月、ポーランドは密約を結んだナチス・ドイツソ連によって分割占領されてしまう。ソ連側では多くのポーランド人将校が捕虜となり収容所へと送られた。その中にはアンナの夫アンジェイやその友人イェジも含まれていた。一方、ソ連領に取り残されていたアンナと娘ニカは、1940年春にようやく国境越えに成功、アンジェイの両親のもとへと戻る。しかし、そこに義父の姿はなかった。彼はドイツ軍に逮捕され、収容所で命を落としてしまう。アンナは義母と娘と3人でアンジェイの帰りを待ち続ける。そんな中、1943年4月、ドイツ軍はソ連領のカティンで多数のポーランド人将校の遺体を発見したと発表する。その犠牲者リストにアンジェイの名前がなかったことに望みを託し、ひたすら帰りを待ち続けるアンナだったが…。

上映 岩波ホール

月〜金  11:30 2:30 6:30
土・祝・日 11:30 2:30 5:30