映画におけるジャポニズムとオリエンタリズム
国際研究集会 映画におけるジャポニズムとオリエンタリズム< 戻る
日時 2009年11月9日(月)、10日(火)
場所 早稲田大学小野記念講堂(小野梓記念館地下2階)
主催 早稲田大学映像研究コース
入場無料
予約不要(定員:206名)
◆11月9日(月)
10:00〜11:00 基調講演「両大戦間のヨーロッパ映画における日本のイメージ」
ローランド・ドメニグ(ウィーン大学)
11:15〜12:15 基調講演「蝶々、夫人ではなく 1900年―1910年のヨーロッパのシネマとグラフィーにおける日本、日本趣味、ジャポニズム」マリアン・レヴィンスキー(チューリヒ大学)
13:30〜14:30 土田環 「1950年代のヨーロッパおよびアメリカ映画におけるインドの表象」、碓井みちこ 「写し絵とは何か?」
14:40〜17:00 映画上映
第一セッション「フェイク・ドキュメンタリー」(パテの日露戦争映画他)
第二セッション「ドキュメンタリー」(日本の光景、中国の光景他)
第三セッション「イタリア、ドイツにおけるジャポニズム、オリエンタリズム」(蝶々、メスターの日本劇他)
◆11月10日(火)
10:00〜11:00 基調講演「西洋映画におけるオリエントのエロス化」マッツ・カールソン(シドニー大学)
11:10〜12:10 基調講演「透明なものを通しての異国趣味 パテ・フレールの日本映画に彼らが見たものと我々が見るもの」小松弘(早稲田大学)
13:30〜14:30 山本律 「1980年代における張芸謀・陳凱歌の活躍―中国映画産業の変貌より」、志村三代子 「蝶々夫人の表象 Madame Butterfly(1932)を事例として」
14:40〜17:30 映画上映
第四セッション「フランスの日本劇」(「娘と盗賊」「大名の裏切り」他)
第五セッション「ヴィクトラン・ジャッセにおけるジャポニズムとオリエンタリズム」(「ジゴマ第二篇、ニック・カーター対ジゴマ」、「カリの首飾り」)
第六セッション「アメリカの日本劇」(「日本の田園詩」他)
欧米の映画が日本及び東洋をどのようにとらえたか。欧米において発明された映画は、初期の段階からエキゾティックな対象としてまたスペクタクルの対象として、日本・中国・インドなどに目を向けてきました。1910年代の初めに、フランス、アメリカでは<日本映画>が製作されていました。ドイツでは欧州大戦が始まる直前の時代あたりからインドを舞台とする映画が流行していました。この研究集会では欧米人による他者のまなざしとしての、日本および東洋に関する映像がどのように形成され、それらを歴史的にどのように解釈すべきなのかを明らかにしていきます。