南京 引き裂かれた記憶(2007)
映画 85分 日本 初公開年月 2009/7/25? ドキュメンタリー
制作:ノマドアイ、日中平和研究会
監督・撮影・編集:武田倫和 インタビュー・取材:松岡環「南京戦 閉ざされた記憶を尋ねて―元兵士102人の証言」
監督メッセージ:私の祖父のまた、中国大陸で戦った旧日本軍の一兵士でした。普段おとなしい人柄の祖父も、お酒を飲むと大暴れしました。その時、祖父は「中国人の亡霊が自分を襲ってくる」という意味の言葉を叫んでいたそうです。しかし、私は結局祖父が亡くなるまで、直接加害体験を聞く機会はありませんでした。私は今回祖父と年齢が近い加害者・被害者の体験を、自分の祖父の記憶とダブらせて聞いていました。決して遠い過去ではなく、私たちの祖父・父の生きた時代に起こった「南京大虐殺」の記憶を、彼らの言葉だけでなく、表情・口調・身振り手振りも含めて全身で聞き、感じてもらいたくてこの映画を製作しました。
http://nanking-hikisakaretakioku.com/
→監督談話が朝日新聞2009年10月19日「ひと」欄に掲載